ちくわ大明神1 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:47:15 ID:af5vQm12O カチカチッ
川 ゚ -゚)「パソコン楽しい」
カチカチッ
川 ゚ -゚)「でもアマゾンで買い物をしすぎて金が無い」
川 ゚ -゚)「そろそろ荷物が来るはずだが……」
川 ゚ -゚)「やばいぞ、もう食べるものが豆腐しかない」
川 ゚ -゚)「しかもその豆腐も昨日半分食べた」
川 ゚ -゚)「いよいよ、禁断のトイレットロール芯のしょうゆ炒めに挑戦する時が来てしまうのか」
川 ゚ -゚)「いや、待て……」
川 ゚ -゚)「ここはぽっちゃりしたお隣さん( ^ω^)からいただいた、13回ほど使ったコーヒードリップの袋を冷凍した粉で飢えを凌ぐか」
2 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:47:56 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「あー、金が欲しい。アンパンでも盗んでこようかな」
川 ゚ -゚)「そんなことをしたら捕まってしまう。どうしよう」
カチカチッ
【累計100万ダウンロード突破!ブーンアンドドラゴン!】
川 ゚ -゚)「すごいな、ブンドラついに100万回ダウンロード突破か。株かっときゃ良かった」
川 ゚ -゚)「……まてよ」
川*゚ -゚)「そうだ!ゲームを作って売ろう!私なら出来る!」
川 ゚ -゚)「そもそも売り方が大事なんだ、こういうのは。私は作ったゲームをあえて」
川 ゚ ー゚)「訪問販売で売る」
3 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:48:50 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「昨今ではネット上がうんたらかんたらと便利だが、それじゃダメだ!」
川 ゚ -゚)「足で稼ぐんだ!ついでに食べ物もめぐんでもらおう!」
川 ゚ -゚)「よしっ、早速つくるぞ!」
~~~
一時間後
川 ゚ -゚)「ダメだ……ソフトを買う金がなかった」
川 ゚ -゚)「どうすればいいんだろう……ん?」
【無料!魔法のゲーム製作ソフト!その名も『VIP』ニューリリース!】
4 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:49:32 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「魔法のゲーム製作ソフト?しかも無料。ふん、こんな怪しいものダウンロードするわけ」
【当ソフトはゲーム製作に必要なキャラクター・BGMなどを全て一本で賄えます!】
川 ゚ -゚)「するわけ……」
【キャラクターを描くのがめんどくさい?大丈夫!2Dから3Dまで完全対応!】
川 ゚ -゚)「わけ……」
【マップやBGMも機材不要!余計なツールを使わずに、簡単にゲームが作れます!】
川 ゚ -゚)「……」
【特別な機能がついて、たったの3MB!これはダウンロードするしかない!】
5 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:50:10 ID:af5vQm12O ポチッ
ダウンロード中……
川 ゚ -゚)「だ、大丈夫さ。うん」
ダウンロード完了しました
川 ゚ ー゚)「ほら、ノートン先生もなにも言わないしね。早速開こう」
~~~
川 ゚ -゚)「一通り触ってみたけど」
川 ゚ -゚)「すごく便利だな。タダでもこんなに簡単にゲームが作れるなんて」
川 ゚ -゚)「じゃあ、早速制作開始だ」
川 ゚ -゚)「ストーリーはよくある異界と現代が繋がった感じにしよう」
川 ゚ -゚)「そのためにはマップとかアイテム、敵キャラは現代チックと異界チックな感じにして……」
カチカチッ
川 ゚ -゚)「BGMは、著作権が切れたクラシックを使うかな……とりあえずベートーベンの運命でも入れとくか、あとで変えればいいし」
カチッ
6 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:50:56 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「よし、いよいよ醍醐味の主人公を作ろう。かっこいい主人公にしないとな」
川 ゚ -゚)「えーと……あった、この画面で作るんだな」
川 ゚ -゚)「しっかし便利だな、これ。市販顔負けのクオリティで作れるぞ」
川 ゚ -゚)「こりゃもしかしたら、有名になってノベル化、アニメ化、映画化ってのも夢じゃないな」
川 ゚ ー゚)「ふふふ、よーし。記念すべき、最初のキャラクター……名前は」
川 ゚ -゚)「ティンダロス伊差坂でいいか」
7 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:51:22 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「次はグラフィックだな」
フワァン フワァン フワァン
( ・∀・)+
コンナ カンジ
。ο〇
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ふふふ、私のペイント技術をなめるなよ……」
8 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:52:12 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「まずは輪郭。昨今の流行に合わせた細い顔立ちにしよう」
ツー
川 ゚ -゚)「よし。次は目だな。ここは垂れ目だ。サンゾーみたいにしよう」
ツー
川 ゚ -゚)「おうおう、これはイケメン。きっと暗い過去を背負っているに違いない。タバコとか吸いながらマージャンとかするアウトローに違いない」
川 ゚ -゚)「お次は……鼻?いやいや、鼻なんていらん。バランスが悪くなる。鼻っぽいものにすればいいや」
ツー
川 ゚ -゚)「……うん。大丈夫。大丈夫だ私」
9 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:53:02 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「そう、口だ!人差し指を一本立てて顎と鼻にくっつけたとき、唇が当たらない程度の口にしよう!」
ツー
川 ゚ -゚)「あとは髪をロンゲの黒にして……できた……!」
川 ゚ -゚)「あー疲れた……ところどころ失敗しちゃったけどまぁいいか。ちょっと完成したものを画面に出してみよう」
キャラクター1 [('A`)]
名前 『ティンダロス伊差坂』
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ー゚)「よし、次はストーリーだな」
10 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:53:45 ID:af5vQm12O 川 ゚ ー゚)「このティンダロス伊差坂が活躍する物語を作るんだ!」
川 ゚ -゚)「このティンダロス伊差坂が──」
川 ゚ -)チラッ
キャラクター1[('A`)]
名前『ティンダロス伊差坂』
川 ゚д゚)「無理だ!!」
川;゚ -゚)「なんだ!?この……なんだ!?」
川 ゚ -゚)「なにをどうしたらこんな顔になるんだ!?」
川 ゚ -゚)「これじゃ売れない!!JRPGにはイケメンが細腕で自分の身長より長い剣を使って興味なさそうに敵を倒す要素がないといけないのに!!」
11 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:54:24 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「……いや、まてよ」
川 ゚ -゚)「逆に考えるんだ。この顔は奇跡だ。つまり、今までにない作品を作ることができるチャンスじゃないか」
川 ゚ -゚)「よし、このまま行こう。さて、続きを」
<ピンポーン
(゚ー ゚ 川「おっ?アマゾンかな?」
≡川 ゚ -゚)「はいはーい」
ガチャ
('A`)「あ、どうも」
川;゚ -゚)「ティンダロス伊差坂!?」
12 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:55:05 ID:af5vQm12O ('A`)「えっ!?」
川 ゚ -゚)(バカな……私は画面の中のキャラクターを具現化することに成功してしまったというのか)
川 ゚ -゚)(いわばこいつは、この怠惰な日常へと不意に訪れた非日常への入り口。つまり、ここでの問答にうまく答えられれば)
川 ゚ -゚)(世界は平和になり、私は英雄として崇められ、叙々苑で肉食い放題……!)
('A`)「あのー……」
川 ゚ -゚)「……いいだろう、ティンダロス伊差坂」
('A`)「えっ、ティンダロス伊差坂ってなんですか」
川 ゚ -゚)「なにを言っている。お前の名前だろう」
('A`)「生まれてこの方、そんなかっこいい名前で呼ばれたことはないんですが」
13 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 06:56:12 ID:af5vQm12O (;'A`)「あのー勘違いしてません?ティンダロスって言うくらいだから、知り合いに外国人とかいるんじゃないですか?ジョンとか」
川 ゚ -゚)「ティンダロス伊差坂は……ハーフだ」
('A`)「ハーフ」
川 ゚ -゚)「そうだ。日本人の女性と外国人の男性との間に生まれた子供だ」
(-A-)「あー、なるほど」
川 ゚ -゚)「だからお前はティンダロスだ。ティンティンだ」
('A`)「危ういですよ」
14 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:02:21 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「それで、何のようだ、ティンティン」
('A`)「いや、僕……昨日、上の階の101号室に引っ越してきたドクオっていうんですけど」
( 'A`)⊃「引越しの挨拶に来まして。些細なものですが、これ」
川*゚ -゚)「ま、まさか食べ物か!?」
_人人人人人人_
> <
> \⌒⌒/ <
> / ̄ ̄\ <
>/ほぐし水\<
>\____/<
> <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
15 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:02:59 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「なん……だと」
('∀`)「よかったら、使ってください」
川 ゚ -゚)「これをどうしろというのだ」
('A`)「え、うどんとかそばとかほぐす時に使えるかなって」
川 ゚ -゚)「……」
バタン
16 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:03:49 ID:af5vQm12O ~~~
川 ゚ -゚)⊃〇「固形どころか飲料としてもその役割を果たすか疑問の品を引越しの挨拶に持ってくるとは」
川#゚ -゚)
⊃〇⊂「ティンダロス伊差坂め……今度あったらタダじゃすまさん。ティンティンをダロスしてやる」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「飲めるかな、これ」
川*゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)⊃〇「とりあえず冷蔵庫に入れておこう。沸かせばいけるだろ」
17 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:04:31 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「さて……制作の続きをしないとな」
川 ゚ -゚)「次は二人目のキャラクターだ」
川 ゚ ー゚)「ティンダロスの相棒……そうだ、ヒロインだ」
川 ゚ -゚)「名前は……奇をてらっちゃいかんな。オードリーヘップバーンにしよう」
川 ゚ -゚)「これは美人にしないと。顔を整えて……」
ツー
川 ゚ -゚)「あれだ、オリジナル要素も必要だから低身長でボン、キュッ、ボンにしよう」
川 ゚ -゚)「変態どもに売れるだろ、トランジスタグラマーガール」
キュッキュッ
川 ゚ -゚)「ついでに、魔法が使えるように破邪の杖を持たせて」
シュッ
川 ゚ー゚)「できた!よし、パラメータ画面で確認しよう」
18 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:05:28 ID:af5vQm12O キャラクター2[J( 'ー`)し]
名前『オードリーヘップバーン』
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ ー゚)「う、うん。及第点かな」
19 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:05:42 ID:47ksDYfE0 修士課程在学中にアプリ製作で親が引くほど金を稼いだ俺が華麗に保守
20 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:06:10 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「と、とりあえずパーティ編成しとこう。こういうのは最初にやっておかないと、テストプレイの時とか困るからな」
川 ゚ -゚)「えーっと、こうして」
カチカチッ
川*゚ -゚)「できた!主人公とヒロインのパーティーだ!早速テストプレイしてみよう」
BGM<デデデデーン
J( 'ー`)し ('A`)
⊂( )⊃¶ ⊂( )⊃ / \ ∥ / \
川 ゚ -゚)「す、すごい!なんて美しいグラフィックなんだ!まるでパルスのファルシのルシがパージでコクーンだ!」
21 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:06:30 ID:47ksDYfE0 保守じゃなくて支援だった
22 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:07:16 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「しかし……これじゃどうみてもニートが母親を連れて外出してるようにしか見えん。まぁ動かしてみるか」
BGM<デデデデーン
テクテク
J( 'ー`)し ( 'A`)
( ⊃¶⊂ ( ⊃)⊃
≡//∥ //
テクテク
川 ゚ -゚)「うわ、オードリーが杖使わないと歩けないみたいなグラフィックになってしまった!これじゃ破邪じゃなくて補助だ」
23 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:07:57 ID:af5vQm12O BGM<デデデデーン
テクテク
テクテク
J( 'ー`)し ( 'A`)
( ⊃¶⊂ ( ⊃)⊃ ≡//∥ //
テクテク
川 ゚ -゚)「マップが現代だから、病院かハローワークが目的地っぽく思える」
BGM<デデデデーン
テクテク
テクテク
J( 'ー`)し ( 'A`)
( ⊃¶⊂ ( ⊃)⊃ ≡//∥ //
テクテク
川 ゚ -゚)「BGMの運命がなんかもう悲壮感たっぷりだ……ん?」
【敵が現れた!】
24 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:09:18 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「お、そうだった。敵キャラも配置しておいたんだった。戦闘画面はどうかな?」
ティンダロス伊差坂 オードリーヘップバーン
HP 20000 HP3
MP 50000 MP90
リハ´∀`ノゝ 从リ ゚д゚ノリ
女子高生A 女子高生B
どうしますか:ティンダロス伊差坂
ニア たたかう
とくぎ
ぼうぎょ
にげる
川 ゚ -゚)「ほうほう、戦闘画面は問題ないな。ドラクエっぽいフロントビューだ」
25 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:10:01 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「よし、たしかティンダロスには闇の聖剣を初期特技として設定してあったはずだ」
ティンダロス伊差坂 オードリーヘップバーン
HP 20000 HP3
MP 50000 MP90
リハ´∀`ノゝ 从リ ゚д゚ノリ
女子高生A 女子高生B
どうしますか:ティンダロス伊差坂
たたかう
ニア とくぎ
ぼうぎょ
にげる
川 ゚ -゚)「えーと、特技を選択して……スイッチオン!ポチっとな」
26 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:13:36 ID:af5vQm12O ティンダロス伊差坂 オードリーヘップバーン
HP 20000 HP3
MP 50000 MP90
リハ´∀`ノゝ 从リ ゚д゚ノリ
女子高生A 女子高生B
どうしますか:ティンダロス伊差坂
_人人 人人_
とくぎ ニア > ほぐし水 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
27 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:14:25 ID:af5vQm12O 川 ゚ -゚)「」
川;゚ -゚)ポチポチポチポチ ←必死にF12を押している
川;゚ -゚)「はぁはぁ……どうしてだ……どうして特技にさっき貰ったほぐし水が入ってるんだ……!?」
川 ゚ -゚)「こんな技、設定していないのに……」
川 ゚ -゚)「あれか、スパロボF完結編のセリフが原因か……いやいや落ち着け私、きっと、何かの間違い──」
ピンポーン
川;゚ -゚)ビクッ
28 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:15:17 ID:af5vQm12O ≡川 ゚ -゚)「だ、誰だ……」
川 ゚ -゚) ◎ ノゾキマド チェック
川 ゚ -゚)「い、いない……イタズラか?」
ピンポーン
川;゚ -゚)⊃「ひっ!!だ、誰だ!!」
ガチャ
('A`)「あ、すみません」
川 ゚ -゚)「てぃ、ティンダロス……!?何のようだ!?」
('A`)「いやぁ、一緒に住んでる人の紹介をするの忘れてて!ほら、あいさつしないと」
J( 'ー`)し「どうも、ドクオの母です」
川 ゚д゚)「オードリーヘップバーン!?」
J(*'ー`)し「あらあら、うふふ。お上手ね」
続いたらいいな
29 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 07:40:17 ID:47ksDYfE0 既存のインターフェース(ドラクエの戦闘画面)を踏襲してる辺り、どうやら>>1もソフトウェア開発に精通した人材だね
何もかもオリジナルである必要はないという原則に忠実
同志として支援
30 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 08:03:37 ID:kk.ELGNw0 もう、なんかワロタ
31 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 10:18:44 ID:NG0v4G.20 RPGツクールを彷彿とさせた
乙
32 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 12:18:30 ID:.s1ArEaA0 乙
マジで現実に反映されてないこれ?
33 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 12:34:53 ID:EIm8JZHw0 柔っちゃった
34 :名も無きAAのようです:2014/08/26(火) 14:36:44 ID:Nax6gKycO >>31
RPGツクール…
RPG ツクール…
ツクール…
ツ クール…
( ゚д゚ )
35 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 06:49:09 ID:KdcC4JgAO ('A`)「生まれてこの方、カーチャンがそんな風に呼ばれたことはないんですが」
J( 'ー`)し「せいぜい、現役引退したあとに週刊誌に載った山口百恵よね」
川 ゚ -゚)(なぜだ……なぜ、ゲームに登録したキャラクターが現実に……まさか、あのツールが?)
川 ゚ -゚)(いや、待て……可能性としてはありえる。たまたま、私の描いた絵が、たまたま、このちょっと変な家族と似ていただけだ)
川 ゚ ー゚)(たまたまだ。ティンティンだ。そうだ、チンコだ)
36 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 06:50:06 ID:KdcC4JgAO J( 'ー`)し「ところで、そちら様はなんてお名前なの?」
川 ゚ -゚)「あ、チンコっていいます」
('A` )
川 ゚ -゚)
('A`)
J( 'ー`)し「そう、チンコちゃんっていうのね。これからよろしくね」
37 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 06:50:37 ID:KdcC4JgAO ('A`)「カーチャン、そろそろ……」
J( >ー<)し「あら、いっけない☆私ったら、つい長話しちゃった」
('A`)「トーチャンに怒られるよ、戻ろう」
J( 'ー`)し「そうね。それじゃまたね」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「はい、また」←目上の人にはあんまり逆らえない
バタン
38 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 06:51:35 ID:KdcC4JgAO ~~~
川 ゚ -゚)「……」
川;゚ -゚)「……」
川;゚д゚)「しまった……!私としたことが、つい考え事をしすぎて、大変なミスを犯してしまった……!」
川 ゚ -゚)「食べ物貰えばよかった」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「いかんいかん、色んなことがあって混乱してしまったがとにかく制作を続けるぞ」
39 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 06:52:47 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「……しかし……仮に、だ。仮にこの制作ツール『VIP』が本当に現実へ反映されるのなら……」
川 ゚ -゚)(あんなことや、こんなこと……)
川 ゚ -゚)(うっひひひひひぃぃいいんいんいん)
川 ゚ -゚)⊃「た、試してみるか……三人目のキャラクターで」
カチカチッ
40 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 06:54:16 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「三人目……主人公のライバルポジション」
川 ゚ -゚)「最初は、敵サイドにいたけど、戦いを通してお互いを理解し、認め合う仲間」
川 ゚ -゚)「クールで強キャラ、それでいてイケメン……でも加入時には弱体化する、お約束」
川 ゚ -゚)「名前はテリ──いや、待てよ」
川 ゚ -゚)「確かにセオリーは大事だ。でもオリジナルだっている」
川 ゚ -゚)「だからといって、人類の根底に刻まれたゲームというイデアに刃向かうのは形而上学的にもよろしくない」
川 ゚ -゚)「ここは、孔子の言葉を思い出そう」
川 - -)
41 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:10:53 ID:WCzqw5SU0 面白い
42 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:15:04 ID:KdcC4JgAO ―――
(-@∀@)「せんせー!彼女ってどうやってつくるのー?」
从'ー'从「彼氏はー?」
(’e’)「あぁ?マセガキども、クソして寝ろボケ」
(-@∀@)「教えてよー」从'ー'从
(‐e‐)「……ったく、しゃあねぇな。いいか、彼氏彼女なんてのはな、ようは人間と一緒だ」
(’e’)「そいつのことを思う気持ちってのを、伝える。小細工なんざいらねぇ、真っ直ぐにな」
43 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:15:53 ID:KdcC4JgAO 从'ー'从「は?キモッ、昭和のメロドラマじゃあるまいし」
(-@∀@)「そんなことしたら次の日ソッコーでツイッター回されるっつの」
(’e’)「……」
(’e’)「今のは昔の話だ。彼氏が欲しけりゃ抱きつけ。十中八九問題ない」
(’e’)「彼女が欲しけりゃ整形するか金で頬を叩け。わかったか」
(-@∀@)「おー!さすが先生だ!」从'ー'从
44 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:16:38 ID:KdcC4JgAO (-@∀@)「でもなんで先生には彼女いないのー?愛が足りなかったの?思いを伝え切れず空回りしちゃったんじゃないの?」从'ー'从
(’e’)「うわぁ~~~~~~」
―――
45 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:17:36 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「子曰く、故きを温ねて、新しきを知れば、以って師と為るべし……温故知新だ。論語にもそう書いてある」
川 ゚ -゚)⊃「つまり、三人目のキャラは……」
ズッズズズズ
川 ゚ -゚)「クールで強キャラ……それでいてイケメン。漆黒の鎧を纏いし猛者」
ズゴゴゴバッ!シュッシュッ
川 ゚ ー゚)「糧を食らうため戦いに身を任せ、戦場を通してお互いを認め合う……オスッ!」
ジュバンドロギーーーン!!
46 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:18:23 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ー゚)「で、出来た……!後は、名前を入力して」
カタカタッ ターン!
川;゚ー゚)「完成だっ……!天網恢恢疎にして漏らさず、己が信念に仇なすものは、たとえ天でもぶった斬る」
川 ゚ー゚)「その名も──」
47 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:19:02 ID:KdcC4JgAO キャラクター3
/⌒ヽ
/__ヽ
/c >゚..゚<
/ ( ー― )
/ヽ ヽ(人)ヽ
| | |。王。ノ |
> ヽ_|王ノヽ_|
(_(ソノ(_)(ソノ
名前『クソゴリラ』
川*゚ー゚)「クソゴリラ!!」
川#゚ -゚)「ただのゴリラじゃねぇか!!」
48 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:19:58 ID:KdcC4JgAO 川#゚ -゚)「猛者どころかモッサモサだよ!そりゃ仇なしたらたいていの生物はワンパンで沈むわ!」
川;゚ -゚)「はぁ……はぁ……」
川 ゚ -゚)「落ち着け、私……と、とにかく作りなお──」
ピンポーン
(゚- ゚ 川 ハッ!
川 ゚ -゚)(う、ウソだろ……いやいや、そんなバカな)
ピンポーン
川 ゚ -゚)「……」
49 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:21:17 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)(これは、あれか。次は、まさかとは思うがゴリラが来るのか……?)
ピンポンピンポーン
川 ゚ -゚)ドキドキ
≡川 ゚ -゚)ドキドキ
川 ゚ -゚)⊃「は、はい……」
ガチャ
50 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:21:56 ID:KdcC4JgAO ('A`)「あ、どうもチン……クーさん。何度もすみません」
川 ゚ -゚)「あれ、ティンダロス?ゴリラは?」
('A`)「え、なんですか、ゴリラって」
川 ゚ -゚)「……い、いやゴリラが来るかと」
('A`)「クーさんの家は外人以外にゴリラも来るんですか。すごい」
('A`)「ヒガシローランドゴリラですか?」
川 ゚ -゚)「用件はなんだ」
51 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:22:46 ID:KdcC4JgAO ('A`)「あ、すみません。僕ってばまた紹介するのを忘れてて……」
川 ゚ ー゚)(……ははーん、読めたぞ)
('∀`)「また家族なんですけどね、へへっ、自分が紹介されないからって拗ねてたんですよ」
川 ゚ -゚)(さっき来た息子、ティンダロス伊差坂)
( 'A`)「ほら、なに恥ずかしがってんだよ。挨拶しなよ」
川 ゚ -゚)(そして、母親のオードリーヘップバーン)
52 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:23:24 ID:KdcC4JgAO ('A`)「紹介しますね、僕の──」
川 ゚ -゚)(つまり、今からこいつが紹介するのは、三人目のキャラクター。そう、父親だ!きっと、ゴリラみたいな顔か、ともすれば名前がクソゴ──)
('A`)「ペットです」
ξ゚◎゚)ξ「ウホッ」
川 ゚ -゚)「え」
('A`)「ペットです。名前はクソゴリラ」
ξ゚◎゚)ξ「ウッホ♪」
続いたらいいな
53 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 07:43:30 ID:O6PMItfgO 乙!
ペットの名前にクソゴリラとか愛情のかけらもねえだろ…
54 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 11:57:24 ID:HJ93kth.0 セントジョーンズのキャラで不覚にもワロタ
55 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 12:19:05 ID:vdfoJ3Lc0 乙
川 ゚ -゚)「あ、チンコっていいます」
ワロタ
56 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:13:25 ID:KdcC4JgAO ξ゚◎゚)ξ「ウッホホーウホウホホホ!!」
('A`)「こらこら、クソゴリラ。そんなに興奮しちゃダメじゃないか」
川 ゚ -゚)(……)
('A`)「すみません、クーさん。
こいつ久しぶりに家族以外の人と会うもんで」
川 ゚ -゚)「あ、ああ。かまわないが……」
川 ゚ -゚)(……)
川 ゚ -゚)「すまない。聞きたいんだが」
ξ゚◎゚)ξ「うほほ、うほほ?」
川 ゚ -゚)「いや、君じゃなくて」
57 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:14:07 ID:KdcC4JgAO ('A`)「なんですか?」
川 ゚ -゚)「それは──人間じゃないのか?」
('A`)「え?」
ξ;゚◎゚)ξ「──ムゥ!!」
川 ゚ -゚)「ど、どうみても金髪巻き毛のかわいらしい女の子に見えるんだが。ギャグボールみたいなのつけてるだけで」
ξ;;゚◎゚)ξ「ムムムウ!!」
('∀`)「ハハハ、クーさんは面白いなぁ。ペットですよ、人間なわけないじゃないですか」
58 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:14:55 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「……じゃあ聞くが、そいつはなんだ?」
('A`)「だから、ペットですって」
川 ゚ -゚)「なんの動物だ?」
('A`)「え……」
ξ;-◎-)ξ「ムウウウウウウウムッムムゥ!!」
('A`)「あ、じゃあヒガシローランドゴリラで」
59 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:15:29 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「じゃあってなんだ、じゃあって!?お前、まさか監禁……」
('A`)「……クーさん」
川 ゚ -゚)「?」
( 'A`)「人には事情がある。そう、どれだけ笑っていても、心の中では泣いている人も居る」
川 ゚ -゚)「な、何を言って」
( -A-)「悲しい過去を背負った人間って、さ」
('A`)「ほら、どうしてかな」
('A` )「雨が──降ってるんだ」
60 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:16:09 ID:KdcC4JgAO ('A`)「きっと、晴れた空の色を口にすることは出来ない、運命(さだめ)を持った……ね」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「誰にも、言わないでくださいね。特にカーチャンとトーチャンには。心が、壊れてしまうから──」
川;゚ -゚)ゴクリ
( 'A`)「こいつは……クソゴリラは、捨てられてたんです」
川;゚ -゚)「な、なに……!?」
61 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:16:53 ID:KdcC4JgAO ('A`)「あれは、高校二年生の夏」
('A`)「突然の雨が降った、あの時」
(-A-)「そう……ある日のことでした」
62 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:17:22 ID:KdcC4JgAO ───
人は孤独と共に生きる運命にある。
たとえ表面上は他人と触れ合っても、抱き合っても、分かり合えることなど無い。
そう思っていた。
(-@∀@)「でさ、叫びながら先生が落ちたんだよ」
从'ー'从「そうそう、ウケルよねー!」
('∀` )「なんだよそれ、ばっかでぇ!」
63 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:18:16 ID:KdcC4JgAO (-@∀@)「だろだろ?あー、にしても暇だなぁ」
从'ー'从「カラオケ行かない?私、あれ歌いたーい」
(-@∀@)「お、もしかしてナベちゃんの十八番?洋楽だよな、かっけー!」
从'ー'从「うん!カールマイヤーの暗黒の日曜日!みんな死ねばいい!」
(-@∀@)「いいね!行こう!マルティネスドクオも来るよな?」
从'ー'从「マルティネスドクオも来るよね!?私、マルティネスドクオの消臭力の歌が聴きたいなぁ」
64 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:18:59 ID:KdcC4JgAO ( A )(ちっ)
('A`)「──おう、任せろぃ!」
(-@∀@)从'ー'从アハハハハハ('A`)
(-@∀@) ア 从'ー'从
(-@∀@)「あ、おい」
从'ー'从「うん……」
('A`)「どうした……あ」
65 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:19:33 ID:KdcC4JgAO カゼノナカノスーバルー スナノナカノギーンガー
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
/ξ゚⊿゚)ξ/\
/| ̄∪ ̄∪| \/
| ペット | /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
66 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:20:37 ID:KdcC4JgAO それは、ともすれば路傍の石。
(-@∀@)「歌がうっるさいなぁ、こんなところにペット捨ててよぉ」
決して、誰の心にも留まらず。
从'ー'从「ホント、ペットは責任もって飼わないとねー!」
言葉で蹴られて、それまでの存在。
('A`)「……」
(-@∀@)「さっさと行こうぜ、爆裂ティンティン丸!俺、今日はカラオケで般若心経歌うんだからさ!」
从'ー'从「わぁアサピー君、チョー舎利子!Bメロの色不異空空不異色早く聞きたーい☆」
67 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:21:26 ID:KdcC4JgAO ('A`)「……」
从'ー'从「あんなのに懐かれたら面倒よ、早く行こう爆裂ティンティン丸」
('A` )「あ、うん」
(@∀@-)从'ー'从タッタッタッタ('A` )
('A`)(……)
そんな、ただの石ころに。
('A`)「二人ともごめん。僕、今日、鳥居みゆきのヒットエンドラーンのモノマネ塾があるんだ」
(-@∀@)「えっ、マジかよ。塾ならしゃあねぇな」
从'ー'从「ざーんねーん!でも仕方ないよね」
68 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:22:06 ID:KdcC4JgAO 惹かれたわけではないのに。
('∀`)「ホントごめん。ちょっと詰まっててさ。また誘ってよ」
(-@∀@)「おう、またな!チンカス!」
从'ー'从「またね!チンカス!」
('∀`)「ああ、また」
何の魅力も、感じたことがないのに。
69 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:22:40 ID:KdcC4JgAO ザーーーー!!
('A`)(まずいな……雨が降ってきた。これじゃ今日は室内での練習だから、準備運動しながら行こう)
≡( 'A`)ヒットエンドラーン!
≡( 'A`)ヒットエンドラーン!
( 'A`)(あ……!)
ミンナドコヘイッーター ミオクラレルコトモナクー
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
/ξ゚⊿゚)ξ/\
/| ̄∪ ̄∪| \/
| ペット | /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
70 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:23:32 ID:KdcC4JgAO ('A`)(捨てペット……)
ただ、その日に限っては。
( 'A`)⊃スッξ゚⊿゚)ξ
('A`)ギュ
⊃ξ゚⊿゚)ξ ⊂
──雨が、降ってたから。
チジョウニアルホシーハ!
ξ;゚⊿゚)ξ
ダレモオボエテイナイー!
71 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:24:15 ID:KdcC4JgAO ( A )「もう、一人じゃない」
ヒトハァァァァァソォラァバァカリィィミィィテルルゥゥゥ
(-A-)
⊃ξ-⊿-)ξ⊂
(-A-)「僕も、本当は──」
72 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:24:57 ID:KdcC4JgAO 雨が──止んだ。
('∀`)「中島みゆきを、歌いたいんだ」
──空を、見上げて。
───
73 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:25:40 ID:KdcC4JgAO ('A`)「こうして、僕とクソゴリラは出会った。今じゃ、家族の一員です」
川 ゚ -゚)「……なぁ、ひとつ確認したい」
('A`)「わかれうたが一番好きですが」
川 ゚ -゚)「マイフェイバリット中島みゆきじゃねぇよ」
74 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:26:41 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「そうじゃなくて、そいつが人間かどうかって話の解決になんの一端も見出せなかったんだが」
('A`)「もう、何回言ったらわかるんですか。こいつはペットですって」
( 'A`)⊃「なぁクソゴリラ!」バシッ
ξ゚⊿゚)ξポロッ〃◎
ξ゚⊿゚)ξゴホッ ゴホッ
ξ;゚⊿゚)ξ「ゴホッ!た、助けてください!!私は津出レイ!この男に監禁され」
(゚A゚)「黙れ!!メスブタ!!」
ドゴォ!
ξ;⊿;)ξアウゥッ!!
75 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:27:27 ID:O6PMItfgO たかが愛が好き
支援
76 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:27:41 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)
('A`)
ξ-⊿-)ξゥゥゥ
( 'A`)⊃カポッξ-◎-)ξ
ξ;-◎゚)ξムッムッゥ!
('A`)「ごめんなさい、ちょっと興奮しちゃって」
川 ゚ -゚)「いや、いやいやいや。今、喋ったよね。日本語喋ったよね。どちらかというと緊急事態のそれを口走ったよね」
77 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:28:27 ID:KdcC4JgAO ('A`)「何言ってるんですか、なぁ、クソゴリラ」
ξ;゚◎゚)ξ「う……ウホ」
川 ゚ -゚)「しかもメスブタとか言ってたよね。今更ウホとか言われても、もうクソゴリラも関係ないよね。ペットって倫理的に愛でちゃいけないペットの方だよね」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「……ギャグボールを外せ、ティンダロス。もうタネは割れてる」
('A`)「だからギャグボールじゃないですって」
78 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:28:53 ID:KdcC4JgAO 川#゚ -゚)「じゃあなんだ!!」
(゚A゚)「クッキーですよ!!」
79 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:30:03 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「くっき、え、クッキー!?」
('A`)「クッキーですよ!さくさくの」
川 ゚ -゚)「クッキー……クッキーか」
グゥゥ
川 ゚ -゚)(……腹減った……)
80 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:30:48 ID:KdcC4JgAO ('A`)「あれ、お腹空いてるんですか?なんなら、カーチャンから飯貰ってきましょうか?」
川*゚ -゚)「な、なに!?良いのか!?」
('A`)「はい。ただ……」
ξ;◎;)ξ「ムムゥ!!(助けて!!)」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ ー゚)「背に腹は代えられん。わかった。口についたそれはクッキーで、そいつはティンダロスのペットのクソゴリラだな」
ξ#゚◎゚)ξ「ムゥウウ!!ムゥ!!」
81 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:31:35 ID:KdcC4JgAO ('A`)「はい。ペットのクソゴリラです」
川 ゚ー゚)「改めてよろしくな、クソゴリラ。私はクーだ」
川 ゚ -゚)「ご主人様の言うことをちゃんと聞くんだぞ?」
ξ#`◎')ξ「ムゥウウウウウウウウ!!!」
('A`)「おい、クソゴリラ。ちゃんと返事しないか」
ξ ◎ )ξ「…………ウホ」
82 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:32:23 ID:KdcC4JgAO ('A`)「それじゃ、チンコさん。また」
川 ゚ -゚)「ああ、待ってる」
バタン
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「チンコ?」
続いたらいいな
83 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 13:43:09 ID:FmVdaJMI0 乙
謎のテンポ感にただただ笑う
ツン助けねーのかよ!
84 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 16:51:29 ID:FB5RGiY.0 やばいぞ借金した小説家のクーを彷彿とさせられたぞ
乙乙
85 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 17:24:26 ID:6wUF86cs0 クー、明日は我が身だぞ
86 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 18:17:00 ID:O6PMItfgO クーは作品によってシューよりシュールになる法則
87 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 18:29:30 ID:7jk5jLgQ0 酒どころか食べ物すらないクー
88 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:36:43 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「なんだよ、人のことそんなはしたない呼び方して」
川 ゚ -゚)「全く、最近の若いモンは……」
川 ゚ -゚)「まぁ、食べ物を恵んでくれるという優しさだけは認めてやってもいい」
川 ゚ -゚)「さて、本題のゲーム制作だが……」
川 ゚ -゚)ジィ □←パソコン
川 ゚ -゚)「これは、もう、まず間違いなくこいつのせいだな」
89 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:37:25 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「とりあえず、今まででわかったことをノートに書き出そう」
川 ゚ -゚)「不可解な出来事が起こってるんだ。冷静に現状を見極めて客観的な意見を書き出すぞ」
キュッキュッ
川 ゚ -゚)「ふぅ……箇条書きにしてみたが、どうだろう。ちょっと確認しよう」
90 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:38:00 ID:KdcC4JgAO ・ハンバーグ
→言わずと知れたぜいたく品の一つ。ソースはデミグラスが妥当か。
ナイフを入れたときの肉汁がバシャァって出るところが最高。
ただし、外科手術の練習にはステーキに一歩及ばない。今後に期待。暫定一位
・ラーメン
→もはや人類が生み出した至高の食品といっても過言ではない。
また、カップラーメンにおいてもその魅力は、かのあ○ま山荘事件にて、機動隊員が咀嚼する映像が流れ、国民を震撼させた。
カップラーメンの投擲による山荘破壊映像などはあまりにも衝撃。暫定一位。
・カレーライス
→その自由奔放なイートスタイルは、国民のハートをわしづかみ。
混ぜて良し、分けて良し、真ん中に丸を作って、ルーを流し込むドーナツ型にするもよし。
極めつけは、トッピング。王道の福神漬けか、ルーキーのチーズか。無くても問題ない。
そして、安易な下ネタに走ってはいけない。暫定一位。
・ストロベリーパイ
→トーロケールストリベリパーイ! 1990年7月25日にOVA化され、緑山高校~甲子園編~で起用。暫定一位。
91 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:38:45 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「えーと、次はダンカン、アシ、速いだけだったかな……」
川 ゚ -゚)「って違う!!これは私が食べたいものランキングじゃないか」
川;゚ -゚)「ダメだダメだ。やっぱりお腹すいた。頭が回らん」
川 ゚ -゚)「そうだ!新しいキャラクターを作るとそいつがウチに訪ねてくるなら」
川 ゚ ー゚)「作ったらティンダロス来るんじゃないか、食べ物持って」
川 ゚ -゚)「よし、早く作ろう。待ってろよ、よそのお母さんが作った食べ物」
川 ゚ -゚)「私は、一般家庭に御呼ばれしたときに出た料理を写真に撮って適当な食べログに載せる。星二つくらいでな」
川 ゚ ー゚)「それくらいの気概がある……いける、描くんだ」
92 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:40:14 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)⊃サッ
川 ゚ -゚)「……四人目のキャラクターだが……」
川 ゚ -゚)「これは、実はかなり難しい。きっと、全国のクリエーターが頭を悩ませたに違いない」
川 ゚ -゚)「なぜなら、実際のところ三人も仲間がいれば十分なんだ」
川 ゚ -゚)「オールマイティな勇者・回復も出来る魔法使い・なんか強い剣士」
川 ゚ -゚)「ヒーロー・ウィザード・やまと」
川 ゚ -゚)「ディンダロス伊差坂・オードリーヘップバーン・クソゴリラ」
川 ゚ー゚)「なっ?」
93 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:41:06 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「だからこそ、四人目の加入というものは、単純に見えてかなりの労力を伴う。むむむ」
川 ゚ -゚)「キャラ付けはまぁ、出来てる。こういう杓子定規なメンツを導く先生役だ」
川 ゚ -゚)「進行も楽になるし、話に深みが出るだろう」
川 ゚ -゚)「ただなぁ……そもそもどういう姿で、どういうキャラクターなのかっていうのが閃かんよな」
94 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:41:47 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「考えろ、私。例えば、男女比を考えてみよう。今は三つのキャラクターパーティだ。男一人と女一人と……」
ξ゚◎゚)ξ
ξ゚◎゚)ξ<助けて!私は津出レイ!この男に監禁され
川 ゚ -゚)「ペット一匹」
川 ゚ -゚)「この場合、ちょうど良い配分だからフィフティフィフティも出来ないし、焦って人外を投入するのは愚の骨頂な気がする」
95 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:43:13 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「かといって、比率が変わってしまうとイベントにも支障が出るだろう」
川 ゚ -゚)「もし、このパーティーに小保方が加入──」
川 ゚ -゚)「いや、ない。野々村に──違う」
川 ゚ -゚)「くそっ、あまりの空腹に頭が回らない。これじゃ売るどころか完成すらできない」
川 ゚ -゚)「エターなってしまう」
川;゚ -゚)「どうすればいいんだ……どうすれば」
シュワワワーン ( д )……クー……
川 ゚ -゚)「!?」
96 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:43:58 ID:KdcC4JgAO ( ゚д゚ )クーや……
川 ゚ -゚)「亡霊か!ファブリーズあったかな」
( ゚д゚ )私はあなたのおばあちゃん、ミルナよ
川 ゚ -゚)「ミ、ミルナばあちゃん……か?私はいつの間にかあの世にテレフォンを使ったのか」
97 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:44:40 ID:KdcC4JgAO ( ゚д゚ )困っているようね。いつもそう、あなたは自分ひとりの力で解決しようとする
川 ゚ -゚)「……」
( ゚д゚ )ふふ、誰に似たのかしらね。でも、たまには人を頼りなさい
( ゚д゚ )あなたに知恵を授けます、私の力を使って
川 ゚ -゚)「ばあちゃん……」
98 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:45:26 ID:KdcC4JgAO ( ゚д゚ )大丈夫、きっとクーなら出来るわ。だって私の孫だも
川 ゚ -゚)⊃Γ<プシュー ∴:.д゚ )アァァァギャアアアアアア!!!!
川 ゚ -゚)「ファブリーズすげぇ。部屋がいいにおいになった」
99 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:46:38 ID:KdcC4JgAO 川*゚ -゚)「……そうだ!幽霊だ!人外はダメだと思ったけど、見た目は人間、でも実は幽霊にしよう!」
川 ゚ -゚)「これなら、なんか不都合起こったら幽霊だからってことでごまかせる!」
川 ゚ -゚)「そうと決まればさっそく描くぞ!!」
カキカキッ
100 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:47:50 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「性別は、幽霊だから、ない!」
ズン ズンズン ズンドコ
川 ゚ -゚)「姿は、ぼかしとけばあとあと使いやすいからこうして……」
ズズズーン!
川 ゚ -゚)「強さは、成長曲線をこうやっていじって」
シュイーーーーン
川 ゚ -゚)「ふぅ」
101 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:48:32 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「──バックストーリーは皆無だが、それは主人公達の重い過去に対するアンチテーゼ」
川 ゚ -゚)「悲しい記憶?荒んだ歴史?そんなものは関係ない」
川 ゚ ー゚)「あるのは今……今、どう思うかが大事」
川 ゚ー゚)「そう、冒険は始まってるんだ」
川 ゚ -゚)「さぁ!後は名前を入力して──と」
川 ゚ -゚)「薄っぺらい存在だからこそ為せる、主人公達への説教役が完成したぞ!」
川 ゚ -゚)「その名も」
102 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:49:14 ID:KdcC4JgAO キャラクター4
__:.・._
\@@@@/
\__/
 ̄ ̄
名前『ハムエッグサンド』
川 ゚ー゚)「ハムエッグサンド!!」
川#゚ -゚)「ラーメンじゃねぇか!!」
103 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:49:54 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)「ラーメンが説教するの!?ノビてる暇はないぞとか言うの!?」
川 ゚ -゚)「確かに明確な性別も、背負った過去もないし、まぁ食物だから薄っぺらいっちゃ薄っぺらいけど」
川 ゚ -゚)「先生って感じは……ん」
川 ゚ -゚)「ま、待てよ……食物?」
川 ゚ -゚)「ということは……どうせティンダロスがこの世の物とは思えない食べ物を持ってきて私に食わせるとか、そういうあれじゃなくて」
川 ゚ -゚)「ラーメンを……持ってくる!!!」
104 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:50:29 ID:KdcC4JgAO ピンポーン
川*^ -^)パァァ「き、来た……!」
≡≡≡川 ^ -^)「はいはーい!今行きまーす」ダッシュ!
ガチャ
川 ゚ -゚)「あれ?いないだと……?」
川 ゚ -゚)⊃□「ん?なんだ、メモが落ちてる」
105 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:51:24 ID:KdcC4JgAO [クーさんへ。カーチャンが食べ物を作ってくれましたので、約束どおり持ってきました。でも、何回も顔を合わせるのも、ほら、恥ずかしいっていうか……]
川 ゚ー゚)「ふふ、ティンダロスの奴、少女監禁してるけど、かわいいところもあるじゃないか」
[だから、入り口ドアに備え付けられてるポストに入れておきました。速めに食べてください]
川*゚ -゚)「おおっ!うっひょう!ついに、ついに固形物が食べられ──」
川 ゚ -゚)「ポスト?」
106 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:52:11 ID:KdcC4JgAO (゚- ゚ 川チラッ
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
107 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:53:03 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ラーメンが……ポストに……」
川 ゚ -゚)「期待のあまり、ドアを開けるとき確認すらしてなかった……汁も落ちてるし、ぐちゃぐちゃだ」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「た、べられる。よな」
108 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:53:04 ID:/cmJqjvc0 ハムサンドー!
109 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:54:11 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)(私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人)
川 ゚ ー゚)キリッ
川 ゚ ー゚)「いける、いけるさ私。人間としての尊厳で腹は膨れん。かわいいから許される」
110 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:54:54 ID:KdcC4JgAO 川 ゚ -゚)⊃スッ
川 ゚ -゚)⊃「天と地の恵みに感謝して……いただきま」
川 ゚ -゚)⊃〃スカッ
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)≡⊃スカッ〃 スカッ
川 ゚ -゚)「……」
川 - )「ああ……」
川 ゚ -゚)「幽霊だもんな。すり抜けるわ、そりゃ」
続いたらいいな
111 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 20:57:52 ID:/cmJqjvc0 なんでそこは忠実なんだw
乙
112 :名も無きAAのようです:2014/08/27(水) 21:32:25 ID:R3AUl6XU0 乙
幽霊ラーメンwwwwww
113 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:40:23 ID:u2rnlFuAO ※ここまでの複雑な物語を整理し、考察するために必要なキャラクター紹介
川 ゚ -゚) クー
ある日、ゲームを作ろうと決意するが、ダウンロードした制作ソフトが引き起こす恠恠奇奇に見舞われる
( ^ω^) お隣さん
クーにコーヒードリップを渡した命の恩人
('A`) ドクオ
(ティンダロス伊差坂)
クーのすむマンションの上の階に引っ越してきた青年。冷静沈着かつ、利発的思考の持ち主
J( 'ー`)しカーチャン
(オードリーヘップバーン)
ドクオの母親。現役引退した山口百恵に似ていると評判
ξ゚◎゚)ξ津出レイ(クソゴリラ)
ドクオに監禁されギャグボールを付けさせられている金髪美少女であり、ドクオのペット
(’e’) 先生
クーが孔子の言葉を思い出すときに出てきた人物
(-@∀@) アサピー
ドクオの友達
从'ー'从 ナベちゃん
アサピーの友達
( ゚д゚ ) ミルナ
クーのおばあちゃん。ファブリーズで消された
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ハムエッグサンド
ドクオが持ってきた食料。クーの家のドアに備え付けられているポストへ入れたため、こぼれた。幽霊だから触れないラーメン
114 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:41:17 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「すまない、クーちゃん」
川 ゚ -゚)「これじゃ、食べられないよな」
川 ゚ -゚) 「そうさ、オイラは実在しない存在」
川 ゚ -゚)「ラーメンの姿をした幽霊なのさ」
川 ゚ -゚)「なのさ」
川 ゚ -゚)なのさ
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
115 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:42:01 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「アテレコをしても、現状は変わらないな」
川 ゚ -゚)「しかし、汚い。どうやって処理しよう」
川 ゚ -゚)「なにか……幽霊を消す道具があればいいんだが」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「そんなものあるわけないし、ま、いっか」
116 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:42:49 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「ていうか、もう正直、ラーメンさえ食べられればゲームとかどうでもいい」
川 ゚ -゚)「世界だって滅びてもいい」
川 ゚ -゚)「それくらい、ラーメンが食べたくなってきた」
川 ゚ -゚)「はぁ……こう、あれか。恋ってしたことないけど、こういう気持ちなのか」
117 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:43:27 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「目の前にいるのに、触れることが出来ない」
川 ゚ -゚)「ああ、愛しの君。私がどれだけあなたのことを想っているか知ってる?」
川 ゚ -゚)「ねぇ、答えてよ。ねぇってば!」
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「わかった。私、脱ぐ」
118 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:44:03 ID:u2rnlFuAO
川 ゚ -゚)ヌギヌギ
川 ゚ -゚)「まだ……恥ずかしいから、下着はつけさせてね」
川 ゚ -゚)←半裸
川 ゚ -゚)「──これが、私の気持ち」
\川 ゚ -゚)/「さぁ!!はじめましょう!!中国四千年の歴史を!!」
119 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:44:45 ID:u2rnlFuAO ガチャ
('A`)「あ、クーさん」
\川 ゚ -゚)/
('A`)
\川 ゚ -゚)/「てぃ、ティンダロス」
('A`)「何、してるんですか」
\川 ゚ -゚)/「こ、コロンビアの練習」
120 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:45:22 ID:u2rnlFuAO ('A`)ゴソゴソ「ラーメン食べました?」
川 ゚ -゚)「いや、食べられない」
スッ( 'A`)⊃【◎】←富士フィルム X10「なんでですか?しょうゆのほうがよかったですか?」
川 ゚ -゚)「そうじゃないんだ」
( 'A`)⊃パシャパシャ【◎】「そうですか、ところで」
パシャパシャ川 ゚ -゚)
121 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:46:06 ID:u2rnlFuAO ( 'A`)⊃【◎】「なんかファブリーズの匂いがしますね」
川 ゚ -゚)「ああ、さっき除霊したからな」
( 'A`)⊃【◎】パシャパシャ「除霊ですか。外国人や、ゴリラのほかに幽霊まで来るんですね。こわい」
川 ゚ -゚)「で、なんのようだ?」
( 'A`)⊃【◎】
122 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:46:42 ID:u2rnlFuAO
( 'A`)
( 'A`)ゴソゴソ
( 'A`)⊃♀←ソニー ハンディカム HDR-PJ540
( 'A`)⊃♀ジーーー「いや、ちゃんと食べられたかなって心配になって」
123 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:47:29 ID:u2rnlFuAO 川#゚ -゚)「なんだと。人を頭がおかしいみたいに言うな」
( 'A`)⊃♀ジーーー「ごめんなさい、そういう意味じゃなくて、味は大丈夫だったかなと」
川 ゚ ー゚)「なんだ、そういうことか。食べてないけどうまそうだったぞ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「そうですか、それはよかった」
川 ゚ー゚)「ふっ、お前は見かけによらず良い奴だな」
( 'A`)⊃♀ジーーー「そんな、困っている時はお互い様ですよ」
124 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:48:07 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「そう、だな…………」
( 'A`)⊃♀ジーーー「……どうしたんですか?」
川 ゚ -゚)「……いや、なにか……とても重要なことに気づきそうなんだ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「へぇ、でも気づかないでもいいんじゃないですか?」
川 ゚ -゚)「む、そうか?」
( '∀`)⊃♀ジーーー「ありのままでいいんですよ、ありのままで」
川:゚ -゚)「むむむ──」
125 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:48:40 ID:u2rnlFuAO
|
\ _ /
_ (m) _
目 ピコーン
/ `′ \
川 ゚ -゚)
ノ( )ヽ
< >
川:゚ -゚)「そうだ!!私――」
(:'A`)⊃"♀ジーーー「チッ!」
126 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:49:20 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「学校にいかなくちゃ」
( 'A`)⊃♀ジーーー
川 ゚ -゚)
( 'A`)⊃♀ジーーー「脅かさないでください、ブレちゃったじゃないですか。学校ですか。大学生なんですか」
川 ゚ -゚)「いや、高校二年生だ」
127 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:49:58 ID:u2rnlFuAO ( 'A`)⊃♀ジーーー「高二ですか、それは高く売れる」
( 'A`)⊃♀ジーーー「でも、一人暮らしなんですね」
川 ゚ -゚)「パパとママは死んだ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「チャァンス」
川 ゚ -゚)「ん?」
( 'A`)⊃♀ジーーー「いえ、心中お察しします」
128 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:50:40 ID:u2rnlFuAO (゚- ゚ 川 「おっと、こうしちゃ居られない。準備してくる」
( 'A`)⊃♀ジーーー「残念ですが、仕方ありませんね。また」
川 ゚ー゚)「おう!またな」
( 'A`)⊃♀ジーーー
バタン
129 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 06:51:15 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「やれやれ、すっかり忘れていた。危うく遅刻するところだった」
川 ゚ -゚)「ねーちゃんはもう着いてるかな、とりあえず着替えを……」
川 ゚ -゚) [(゚- ゚ 川]←姿見
川 ゚ -゚)「……」
川:゚ -゚)「……あ」
川 //-/)「………私としたことが、恥ずかしい」
川*゚ -゚)「靴下裏返しに履いてた」
続いたらいいな
130 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 07:38:05 ID:GN3Mx0iU0 乙!
面白い
今一番楽しみにしている現行
そしてドクオがどこまでゲスなのか先が気になる
131 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 07:42:55 ID:gvNDAIks0 乙
応援してる
132 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:12:15 ID:u2rnlFuAO コンビニエンスストア
サーセンファミリーソンK
( ^^ω)「いらっしゃいませー!」
( ^^ω)(俺の名はマルタニスムは瀬川。あだ名はスピードスターか、マルちゃん)
( ^^ω)「はい、ありがとうございましたー!」
( ^^ω)(私立葛秤(クズバカリ)高校の2年A組)
( ^^ω)(学費を稼ぐために早朝アルバイトをしてる)
133 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:12:58 ID:u2rnlFuAO ( l v l)「マルちゃん、今日もレジ早いね。さすがスピードスター」
( ^^ω)(この人は早朝の時間帯の相方)
( ^^ω)(年齢37歳。不景気でリストラに遭い、奥さんと子供さんに逃げられた苦労人)
( ^^ω)(名前は忘れた)
134 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:13:46 ID:u2rnlFuAO ( l v l)「あ、俺、駐車場掃除してくるわ。レジちょっと頼むね」
( ^^ω)「はい」
( ^^ω)「いらっしゃいませー!」
( ^^ω)(この時間帯のお客さんは、だいたい、サラリーマンや土方の兄ちゃん、あと……)
デサー
マジウケルンダケド ヤバクナーイ
( ^^ω)(俺の通う学校が近いから、高校生もたくさん来る)
135 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:14:36 ID:u2rnlFuAO (:*゚ー゚)チョット マッテヨ
(*゚∀゚)ガンバレヨ シィチャン
( ^^ω)(で、まぁ、同い年だけどアルバイトしてると何かと大人っぽく見えるわけで……)
(*゚ー゚)ドキドキ
( ^^ω)「いらっしゃいませ。温めますか?」
(*゚ー゚)「あ、いいです。えっと……」
(*>ー<)⊃[連絡先]「これ、私の連絡先なんですけど、受け取ってください!!」
136 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:15:45 ID:u2rnlFuAO ( ^^ω)(と、こういう風に連絡先とか貰うこともあるわけだ)
( ^^ω)⊃「あ、ありがと。えっと……」
(*゚ー゚)「しぃって言います!は瀬川先輩!」
( ^^ω)「そっか。また連絡するね、はい、250円のお返しです」
( ^^ω)⊃ギュ⊂(゚ー゚*)
137 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:16:17 ID:u2rnlFuAO (:;"*゚ρ゚")「きゃ、キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ありがとうございますぅ!!」
≡≡(*゚ρ゚)カナッシミノルフッラーン!!
≡(*゚∀゚)チョット シィチャン マッテヨ!
( ^^ω)「ありがとうございましたー」
( ^^ω)(やれやれ。やれやれ、やれやれ)
138 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:17:00 ID:u2rnlFuAO ( l v l)「マルちゃん、さっきJKが走ってったけど友達?」
( ^^ω)「いえ、違うっす。あ、フフフンさん」
( l v l)「え」
( ^^ω)「え」
( l v l)「えっと、マルちゃん。俺らコンビ組んでもう半年だよね」
( ^^ω)「はい。いつも助けられてます」
139 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:17:48 ID:u2rnlFuAO ( l v l)「うん。でさ、その聞きにくいんだけど」
( l v l)「俺の名前──」
( ^^ω)「いらっしゃいませー!」
(l v l )「あ、らっしゃいませー」
( l v l)「で、俺の」
( ^^ω)「あ、ふにゅにゅんさん」
140 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:19:11 ID:u2rnlFuAO ( l v l)「……なに」
( ^^ω)⊃[連絡先]「これ、捨てといてもらっていいすか。ゴミなんで」
( l v l)⊃「わかったよ」
( ^^ω)(だいたい、だ。こうやって接客業をやってわかったことがあるんだけど)
( ^^ω)(学生がうっとおしい。金出すのもたつくし、ちゃんと喋らないし)
141 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:19:54 ID:u2rnlFuAO ( ^^ω)(そりゃ、ちゃんとしてるのもいるし、同族嫌悪ってやつか知らないけどさ)
( ^^ω)(お前ら、のほほんとしすぎなんだよ。こちとら、学校行くのに金稼がないといけないのにさ)
( ^^ω)(そんな奴の連絡先なんて、貰っても嬉しくないっつーの)
( ^^ω)「はぁ……あ、いらっしゃいま」
キラキラ+川 ゚ -゚)+キラキラ
(* ^^ω)(く、クーさん!)
142 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:21:25 ID:u2rnlFuAO ( ^^ω)(彼女は素直クーさん。同じ2年A組で、生徒会に務めてる。しかも自分で金を稼いで一人暮らししてる)
( ^^ω)(そして……俺の憧れ……いや、マジ恋の人)
( ^^ω)(いつも学校じゃ話さないし、レジでしか会話はないけど、もう、それだけでも満足)
( ^^ω)(あんまり好きだから、ちょっと会計するとき焦っちゃうけど……今日も来てくれて嬉しいな)
143 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:22:10 ID:u2rnlFuAO
≡川 ゚ -゚)⊃†
( ^^ω)(おっと、レジにいかないと)
( ^^ω)「い、いらっしゃいませ。こちら温めますか?」
川 ゚ -゚)「ん、君はうまい棒を温めるタイプの人間か」
( ^^ω)「え……あっ!?」
(: ^^ω)(しまった、うまい棒だった……!!パンに見えたからつい)
( ^^ω)(あ、謝らないと!)
144 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:22:48 ID:u2rnlFuAO ( ^^ω)「す、すみませんでした!!俺の、不注意で──」
川 ゚ -゚)「いや、構わない。うまい棒……」
川 ゚ ー゚)「温めてみようか、そのレンジで」
( ^^ω)「えっ……」
145 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:23:31 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「なぁに、完璧にしようとして、ふとしたケアレスミスなど誰にでもあることだ」
川 ゚ -゚)「私も、つい先ほどまで制作業務を行っていたのだが、なかなかうまくいかなくてね」
川 ゚ー゚)「いつもありがとうな、マルタニスム。君の素早い仕事は見ていて気持ちがいい」
( ^^ω)「く、クーさん……」
146 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:24:24 ID:u2rnlFuAO
川 ゚ -゚)「さ、温めてくれ、うまい棒を」
( ^^ω)「はい……!!」
( ^^ω)⊃ガチャ[ ]
( ^^ω)⊃スッ[†]
( ^^ω)バタン[■]
( ^^ω)ブーーーーン[■]
( ^^ω)バゴォオオオオオン[■]
( ^^ω)チーン![■]
( ^^ω)⊃ガチャ[†]
( ^^ω)⊃†アツ
147 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:24:53 ID:u2rnlFuAO ( ^^ω)⊃「どうぞ、10円です。お箸付けときますね」
川 ゚ -゚)⊃「うむ」
川 ゚ -゚)⊃†アツ
川 ゚ -゚)「ありがとう、マルタニスム。また学校で会おう」
( ^^ω)「は、はいっ!ありがとうございました!」
148 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:25:37 ID:u2rnlFuAO ≡川 ゚ -゚)⊃†ソーレコーソーガノーブルフランム
(* ^^ω)(行ってしまった……なんて……広い心の持ち主なんだろう、クーさん。マジかわいい、マジ惚れる)
( ^^ω)ムラムラ(……)
( l v l)「あ、電子レンジがすごいことになってる!マルちゃん、どうしたの!?」
( ^^ω)「ロンリーウルフさん。俺、トイレ掃除行ってきます」
149 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:26:17 ID:u2rnlFuAO ( l v l)「え、ああ。うん」←ロンリーウルフをかっこいいと思ったため頷く
≡( ^^ω)
( l v l)「……うぁ、なに温めたらこうなるんだろ。思いっきり破裂してるじゃん」
( l v l)「はぁ……とりあえず拭こう」
(0゚^^ω)テカテカ「アクセラレーターさん、お待たせしました」
(l v l )「え、もう終わったの?」
(0゚^^ω)テカテカ「はいっ!すっきりしましたよ」
150 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 12:26:51 ID:u2rnlFuAO ( l v l)「さすがスピードスターだね、ところで俺の名前は」
(0゚^^ω)テカテカ「いらっしゃいませー!」
( l v l)
(0゚^^ω)テカテカ(さぁ、今日も元気にいくぞぉ!!)
続いたらいいな
151 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 13:08:29 ID:2xGyhTZw0 バゴォオオオオオオンwwwwwwwwww
152 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:46:07 ID:u2rnlFuAO
≡川 ゚†゚)シュコー シュコー
≡川 ゚†゚)(遅刻遅刻~!)
私の名前は素直クー。
私立葛秤高校2年A組で、生徒会副会長を務めている。
親が死んだから自分で生計をたてて一人暮らし。
153 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:46:49 ID:u2rnlFuAO ≡川 ゚†゚)シュコー シュコー
いつもは始業開始30分前には着席しているのだが……朝方にダウンロードした制作ツールをいじっていたら、新しく引っ越してきた人とすっかり話し込んでしまった。
朝ごはんも食べていない。
出かける前に、ティンダロスから貰ったほぐし水を沸かして、半分飲んだから大丈夫だとは思うが……
154 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:47:22 ID:u2rnlFuAO
≡川 ゚†゚)シュコー シュコー
うまい棒を口に咥えて走る。コナゴナで熱いが、なんとか咥える。
≡川 ゚†゚)シュコー シュコー
まずいぞ、口元が湿ってきた。あと、なんかうんこしたくなってきた。そういえばトイレにも行ってなかったな。
川 ゚†゚)(でも、間に合う!トイレだって余裕さ!)
155 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:48:04 ID:u2rnlFuAO このペースで行けばなんとか間に合う。
あとは、そこの曲がり角を──
≡川 ゚( )≡ゴッチーーーン!!
川 ゚д゚)ブハァッ!〃†
やった、口元が湿らなくった。
あーでも、今のでうんこしたいレベルが急上昇した。
エマージェンシー、P4レベルだ。
( )「だ、大丈夫ですか!?」
156 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:48:04 ID:gvNDAIks0 支援
157 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:48:33 ID:u2rnlFuAO 川#゚ -゚)「きき、貴様ッ……!!刺客か──」
キラキラ
( ・∀・)「怪我は、ありませんか?」
キラキラ
川 ゚ -゚)ハッ
川*゚ -゚)(うんこが引っ込んだ……なんだ、このトキメキは……!?)
158 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:49:21 ID:u2rnlFuAO 川*゚ -゚)(まるで、初期構想のティンダロス伊差坂じゃないか)
( ・∀・)「あれ、その制服……って、それより大丈夫?ごめん、ちゃんと前を見てなくて」
川 ゚ -゚)「い、いや。気にするな。あ……」
∴:.,∴
うまい棒が……
うまい棒が歩道から公道へ吹っ飛んでしまった。
159 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:50:10 ID:u2rnlFuAO せめて祈ろう、安らかに眠れるように。瀬戸内寂聴のように、祈ろう。
( ・∀・)「あれは……うまい棒?」
川 ゚ -゚)「ほう、目がいいんだな」
( ・∀・)「ああ。両目ともに2.0だよ」
川 ゚ -゚)「そうか……」
160 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:50:58 ID:u2rnlFuAO 仕方あるまい。うまい棒は犠牲になったのだ。祈りも済んだし、いくか。
帰ってきたらこの貰った箸に名前を書いて墓をつくって丁重に弔ってやる。
( ・∀・)「……」
≡( ・∀・)ダッ
川;゚ -゚)「あ、おい!何するつもりだ!?」
161 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:51:40 ID:u2rnlFuAO ( ・∀・)⊃「なにって、落し物を拾ってるのさ」
なんと、奴は公道に出てコナゴナになったうまい棒をかき集めているじゃないか。馬鹿か。
( ・∀・)⊃「僕のせいっていうのもあるけど……」
( ‐∀・)⊃「食べ物を、粗末にしちゃいけないだろ?」
川*゚ -゚)ドキッ
162 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:52:23 ID:u2rnlFuAO 川*゚ -゚)(なんなんだ……この胸のトキメキは……あいつを見てると、あいつの声を聞くと……ドキドキする)
川 ゚ -゚)(不整脈か)
( ・∀・)
⊃∴,:..⊂「よしっ、集まった」
163 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:53:08 ID:u2rnlFuAO __ _________・
r・|・|――┐ ・r―― ヽ・ ・
L.!・!_ _ Li__ \・
・ ・ ・._|・|( ゚∀゚)・||____ ・ \_ ・ ・(~ヽ ..・.・
(_|・|/ /つ⌒ヽ ・i \) ・/⌒ヾ・.\\_ :・:∵:・
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"'''・-・..,, 人 /⌒ヾ /・\\ ̄ヽ∴: ゲハァッ・
_ \_/⌒ヽ________/⌒ヽ ・て / ノテ-ヽ( Д )二二つ ・
・ヽ ・_ノ・r―――─―――┐ _ノ ドカッ/・/ /  ̄ ・
・ | ____|・三三三三三三三.|__l__ ・/ / | |・
|・._|--[_______________] / __) ノ )・
ノ.| | ===========[___]=======' ・ー' ・し'・
ヽ_ノ_ノ ヽ__ノ_ノ・
164 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:54:34 ID:u2rnlFuAO
∥ |||∥|∥
∥|∥∥∥ |
∩
__n|`<⌒つ
/・ ヽ Y
)l・∥∩ / そ
Σ \___/ (
⌒ヽ/V⌒v⌒
ビダァァァン!!!!
165 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:55:19 ID:u2rnlFuAO
川;゚ -゚)「……」
やばい、今のは本気でびっくりした。びっくりしてまたお腹が痛くなってきた。第二波が襲い掛かってきた。
(メメ・∀・メ)スクッ
(メメ・∀・メ)⊃∴ドロドロ「ご……ごめん、これだけしか、集まらなかった」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ ー゚)フッ
166 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:56:02 ID:u2rnlFuAO 血に塗られたうまい棒。
それを差し出す笑顔の男。
綺麗な指にはめられた、小ぶりで、でも似合ってる指輪も、真赤に染まって……
──それが、私とこいつの
川 ゚ ー゚)⊃∴⊂(メ・∀・メメ)
──初めての出会いだった。
167 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:56:43 ID:u2rnlFuAO (メメ・∀・メ)「ところで、何か急いでたんじゃないの?」
川 ゚ -゚)「あっ!!そうだった!うんこしないと!!」
(:メメ・∀・メ)「うんこ!?」
突然の出来事に目的を忘れていた。できるだけ早く着いてトイレにいかなければ。
やばい、P5レベルだ。叫びたくなるほどに腹が痛い。
落ち着け、瀬戸内寂聴を思い浮かべるんだ。
168 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:57:39 ID:u2rnlFuAO ほぉら、おだやかな気持ちになる。
(メメ・∀・メ)「ま、待って!君の名前は!?」
川 ゚ -゚)「瀬戸内寂聴瀬戸内寂聴瀬戸内寂聴……」
(メメ・∀・メ)「えっ」
(゚- ゚ 川「すまない、私はいかなければいけない。さらばだ」
セトウチジャクチョウ セトウチジャクチョウ(゚- ゚ 川≡
169 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:58:22 ID:u2rnlFuAO (メメ・∀・メ)「……」
(メメ・∀・メ)「瀬戸内寂聴さん、か」
170 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:59:01 ID:u2rnlFuAO ~~~
ガヤガヤ
ガヤガヤ
川 ゚ -゚)(なんとか間にあった。もちろん、トイレも済ませた)
川 ゚ー゚)(万全だ。今日も頑張ろう)
ガララララ
(´・ω・`)「おーい、席につけー。ホームルームはじめるぞー」
171 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 17:59:36 ID:u2rnlFuAO (´・ω・`)「日直、号令!」
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
ガタガタ
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
「「「おはようございます!」」」
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
ガタガタ
172 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:00:19 ID:u2rnlFuAO (´^ω^`)「はい、みんなおはよう!今日も先生、みんな全裸になればいいと思ってるぞ!」
(´・ω・`)「男子は筋肉質!」
(´・ω・`)「女子は豊満!」
(´・ω・`)「健康にすごせよ!」
(´・ω・`)「さて、早速だが今日は転入生を紹介する!」
ザワザワ
ザワザワ
(´・ω・`)「入りたまえ!」
173 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:01:03 ID:u2rnlFuAO ガラララ
(メメ・∀・メ)「はじめまして、隣町から来ました雨宮モララーっていいます。モララーって呼んで下さい」
ザワザワ
カッコイイ! ソウカ? チマミレジャン ヌーゲ ヌーゲ
ザワザワ
ガタン!!
川 ゚ -゚)「お、お前は……さっきの!」
174 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:01:55 ID:u2rnlFuAO (メメ・∀・メ)「あ、瀬戸内寂聴さん。やっぱりここの生徒だったんだ」
(´・ω・`)「おっ、雨宮は素直と知り合いか。ならちょうどいい、隣の席な」
川 ゚ -゚)「……」
(メメ^∀^メ)「よろしくね」
川 ゚ -゚)「さっきはすまなかったな。私は素直クー。クーと呼んでくれ。よろしく」
(メメ・∀・メ)「瀬戸内寂聴素直クーさんか、わかった、僕はモララーって呼んでね」
川 ゚ ー゚)フフ
(メメ・∀・メ)「?」
川*゚ ー゚)「いや、なんでもない」
175 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:02:47 ID:u2rnlFuAO ~~~
从´ヮ`从ト「次の時間、ショボン先生の授業だよ」
イ从゚ ー゚ノi、「ほんと?いやだねー」
从´ヮ`从ト「うん。ホント、最悪。私先週ノートとってたら後ろから胸を思いっきり揉まれながらうなじ舐められたよ」
从´ヮ`从ト「すっごい笑顔だった」
176 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:03:23 ID:u2rnlFuAO イ从゚ ー゚ノi、「あー、私もテスト中に机の下にもぐりこまれてスカートに顔つっこまれながら深呼吸された」
从´ヮ`从ト「マジで?」
イ从゚ ー゚ノi、「一時間しんどかったよ、でも笑顔じゃなかった。なんか苦悶を感じてた。満足そうだったけど」
从´ヮ`从ト「はぁ、憂鬱だなぁ」イ从゚ ー゚ノi、
177 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:04:35 ID:u2rnlFuAO
从´ヮ`从ト ハッ! イ从゚ -゚ノi、
从´ヮ`从ト≡ササッ≡イ从゚ -゚ノi、
ゴゴゴ川 ゚ 々゚)ゴゴゴゴ
从:´ヮ`从トヒソヒソ(クルゥさんだ……伝説のギコ番長を殺したクルゥさんだ)
イ从:゚ -゚ノi、ヒソヒソ(副会長のクーちゃんのお姉さんだよね……妹はあんなにいい娘なのに……いこ、いこっ!)
タッタッタ
川 ゚ 々゚)(……)
178 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:05:11 ID:u2rnlFuAO ───
二年前
(゜3゜)「ギコさん、今日のパー券の売り上げっす」
(,,゚Д゚)「足りねぇな、おい」
<_プー゚)フ「へい」
(,,゚Д゚)「こいつシメろ」
(゜3゜)「えっ……そんな、俺ちゃんとや」
<_プー゚)フ≡⊃ボコボコ(゜3゜)ギャアア
179 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:05:46 ID:u2rnlFuAO (,,゚Д゚)「けっ、たったの2000万かよ、しけてやがる。おい」
<_プー゚)フ「へい」
(,,゚Д゚)「なんか面白いことねぇのかよ」
<_プー゚)フ「そういえば1年B組のハロー先生が、学校の花壇でケシの花を育ててるって話が」
(,,゚Д゚)「おう、クスリか。案内しろ」
<_プー゚)フ「へい」
180 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:06:28 ID:u2rnlFuAO ~~~
ハハ ロ -ロ)ハ「オー、マイドリーム!デリシャス!」
川 ゚ 々゚)「先生。お花にお水をあげました」←素直クルゥ 当時高校一年生
ハハ ロ -ロ)ハ「ヘィ、ユー、ビッグマネー!オーケー?」
川 ゚ 々゚)「はぁ……でも、花っていいですね」
川 ^ 々^)「心が洗われます」
181 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:06:55 ID:u2rnlFuAO ハハ ロ -ロ)ハ「ハナはーイノチのセンターク。でもー、このハナはー」
ハハ ロ∀ロ)ハ「ビィッグ、マネーーー!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「オーケー?」
182 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:07:32 ID:u2rnlFuAO 川*゚ 々゚)「ええ、いっぱい咲くように精一杯お世話しますね」
(,,゚Д゚)「おう、邪魔すんぞ」<_プー゚)フ
ハハ:ロ -ロ)ハ「フワッツ!?」
川:゚ 々゚)(あ、恐い先輩方だ……)
183 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:08:09 ID:u2rnlFuAO (,,゚Д゚)「先公よぉ、ここでイイコトしてるって聞いたんだが?」
ハハ ロ -ロ)ハ「フワッツ、ドゥ、ユー、ミーン?どういうイミですか?」
(,,゚Д゚)σ「そこにある花……麻薬だろ」
ハハ ロ -ロ)ハ「!!」
184 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:08:52 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ 々゚)「そ、そんなウソをつかないでください!」
川 ゚ 々゚)「見てくださいよ、この真赤に咲くきれいなお花!これが麻薬だなんて……」
<_プー゚)フ⊃「ギコさん、こいつはハカマオニゲシですぜ」
(,,゚Д゚)「なんだそりゃ」
185 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:09:31 ID:u2rnlFuAO <_プー゚)フ「へい。多年生の草本で、草丈は60~100センチメートル。全体に白色の剛毛がありやす」
<_プー゚)フ「葉っぱは濃い緑で、初夏に深紅色の花を茎頂に一つ付けやす」
<_プー゚)フ「花は大きくて10センチ、花びらは4~6枚程度で深紅色で基部に黒紫色の斑点がありやす」
<_プー゚)フ「オニゲシと混合されがちだが、間違いねぇ、こいつはハカマオニゲシだ」
(,,゚Д゚)「そうか。でかした」
186 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:10:16 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ 々゚)「ウソよ……そんな……」
<_プー゚)フ「どうしやす?」
(,,゚Д゚)「んなもん、奪うに決まってんだろ」
<_プー゚)フ「へ、さすがギコさんだ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ノー!!ノー!!私のビッグマネー!!」
(,,゚Д゚)≡⊃「うるせぇ!」
バゴォ
川:゚ 々゚)「先生!!」
187 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:11:07 ID:u2rnlFuAO (,,゚Д゚)「さて……こいつはあとで娼館に売るとして」
(,,゚Д゚)「そこをどけ、一年」
川 ゚ 々゚)「……」
(,,゚Д゚)「それとも……お前も売ってやろうか?」
川 ゚ 々゚)「守る……」
(,,゚Д゚)「ああん?」
川 ゚ 々゚)「私は、先生の花壇を守る!そんなでたらめにはのりません!!」
(,,`Д')「上等だ。女だからって手加減しねぇぞ!!」
188 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:11:41 ID:u2rnlFuAO
川 ゚ 々゚)⊃∥←園芸ハサミ
川 ゚ 々゚)⊃=グサッ(゚Д゚,,)
(,, Д )「う、うう」
バタッ
≡<_プд゚)フ「ギコさん!!」
189 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:12:00 ID:9KMIM10Y0 ハハ ロ -ロ)ハ 「ビィッグ、マネーーー!!」
不覚にもワロい転げた
190 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:12:26 ID:u2rnlFuAO
川 ゚ 々゚)⊃=グサッ<_プд゚)フ
<_ д )フ「う、うう」
バタッ
川 ゚ 々゚)「はぁ……はぁ……」
191 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:13:07 ID:u2rnlFuAO
川 ゚ 々゚)(ゆ、夢だ。これは、夢。そう、私は夢。ゆめゆめゆめ)
≡≡≡川 ゚ 々゚)「あああああああーーーー!!!」
ハハ ロ -ロ)ハ ……ン ムゥ
ハハ ロ -ロ)ハ「アレ、なにがオコッタノデスカ?アウトローは?」
ハハ ロ -ロ)ハ チラッ
192 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:13:52 ID:u2rnlFuAO
ハハ ロ -ロ)ハ⊃∥「オーちょうどいいところにウェポンが!」
ハハ ロ ーロ)ハ「しかもエネミーはダウンしている!」
ハハ ロ -ロ)ハ⊃=ザクッザクッ
ハハ ロ∀ロ)ハ「死ね!私のビッグマネーを奪う奴は死ね!!」
193 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:14:50 ID:u2rnlFuAO
(‘_L’)「おい、なにやってるんだ!」
ハハ ロдロ)ハ「オーマイゴッド!」
194 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:15:24 ID:u2rnlFuAO ───
川 ゚ 々゚)(そう、あれは夢。警察も犯人はハロー先生だったっていってるし)
川 ゚ 々゚)(ただの夢なのに、なんで)
ササッ
ササッ
川 ゚ 々゚)(みんな話を聞いてくれないんだろう)
195 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:15:55 ID:u2rnlFuAO
川 ゚ -゚)「でな、ティンダロスって奴がさぁ」
( ・∀・)「うんうん」←保健室で治療した
川*゚ 々゚)「あ、クーちゃん……」
196 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:16:42 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ 々゚)(ダメ、隣に友達がいる。私が一緒だと……嫌われちゃう)
( ・∀・)「どうも、こんにちは」
川:゚ 々゚)(えっ……避けない?)
川 ゚ -゚)「お、ねーちゃん。ちょうどいいや、紹介するよ」
川 ゚ ー゚)「今日転入してきたモララーだ。今は学校の案内をしている」
197 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:17:29 ID:u2rnlFuAO ( ・∀・)「よろしくお願いします。ねーちゃんっていうことは」
川 ゚ -゚)「そうだ。私の自慢の姉だ。なんてったって、あの伝説──」
川:゚ 々゚)「ストップ!!クーちゃん、それ以上だめ!!」
川 ゚ -゚)「え、なんで」
川 ゚ 々゚)「ダメなものはダメ!」
198 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:18:09 ID:u2rnlFuAO
川 ゚ー゚)「しょうがない、ねーちゃんの頼みなら聞くよ」
川 ゚ 々゚)ホッ
( ・∀・)「なんですか?」
川 ゚ 々゚)「あ、ううん。なんでもないの。ごめんね。えっと、モララー君」
( ・∀・)「はい。雨宮モララーって言います」
川 ゚ 々゚)「私は素直クルゥ。クルゥって呼んでね」
( ・∀・)「はい、クルゥ先輩!」
199 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:18:36 ID:u2rnlFuAO 川*^ 々^)(せ、先輩……そうやって呼ばれるのも何年ぶりだろう)
川 ゚ 々゚)(普段は面と向かってはおろか、影でも殺人鬼とかしか呼ばれてないから……)
( ・∀・)「クルゥ先輩は、クーさんと一緒に住んでないんですか?一人暮らしだと聞きましたが」
川 ゚ -゚)「ねーちゃんは私のじいちゃんの家に住んでるんだ。いろいろあってな」
川 ゚ 々゚)(具体的には村八分にあったんだけどね)
200 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:19:21 ID:u2rnlFuAO
( ・∀・)「そうですか……でも、すごいですね。こうしてちゃんと学校に来てる」
( ・∀・)「最近の人はなにか嫌なことがあったら、引きこもっちゃうのに……偉いと思います」
川 ゚ 々゚)「……」
201 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:20:08 ID:u2rnlFuAO
(: ・∀・)「あ、ごめんなさい!先輩なのに、偉そうに言っちゃって……」
川*゚ 々゚)「ううん!あ、ありがと……!そんなこと言われたの、初めてだから」
( ・∀・)エヘヘ
川 ゚ -゚)ムッ
川#゚ -゚)「早く行くぞモララー。またな、ねーちゃん」
(・∀・ )≡( ・∀・)「あ、待って待って。っと、さようなら、先輩」
川 ^ 々^)「う、うん。またね」
202 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:20:07 ID:fJ6H7nos0 ほすANDあげ
203 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:20:48 ID:u2rnlFuAO
川*゚ 々゚)(嬉しい……こうやって、接してくれる人が出来たなんて……)
川 ゚ 々゚)(今まで一年生にも怖がられてたから……すっごく嬉しい)
川 ゚ 々゚)(モララー君、か)
204 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:21:33 ID:u2rnlFuAO ~~~
≡川#゚ -゚)ツカツカ
(: ・∀・)「ちょ、クーさん。速いよ」
川 ゚ -゚)「ふん。お前が遅いんだ。おそおそノロノロ丸め」
( ・∀・)「ま、待ってよー!」
川 ゚ -゚)フン
川 ゚ -゚)←姉の伝説を広め続ける張本人
205 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:22:31 ID:u2rnlFuAO ~~~
放課後
(´・ω・`)「はい、みんなお疲れ様!」
(´・ω・`)「気をつけて帰るんだぞ、最近は変質者とかも多いからな!」
(´・ω・`)「こないだも金髪美少女が誘拐されたって噂を、先生小耳にしたんだ!」
(´・ω・`)「お前らが捕まったら、先生すぐに駆けつけるからな!」
(´^ω^`)「そして、犯人と一緒に楽しむんだ!!グヘッ、グヘッヘヘッヘ!!!」
206 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:23:17 ID:u2rnlFuAO
(´・ω・`)「さ、日直、号令!」
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
ガタガタ
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
「「「さようなら!」」」
アー オワッタ オワッタ!
コノアト カラオケ イカネ?
207 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:23:54 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「ふぅ、今日は生徒会の仕事もないし、帰ってゲーム作りをしよう」
( ・∀・)「クーさん、今日はありがとう」
川*゚ -゚)ドキッ「お、おう。気にするな。お前もすぐに帰るのか?」
( ・∀・)「うん。家族が待ってるからね」
川 ゚ -゚)「そうか……」
208 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:24:33 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「あの、さ」
( ・∀・)「なんだい?」
川 //-/)「い、一緒に、帰らないか?」
( ・∀・)「えっ……」
209 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:25:09 ID:u2rnlFuAO 川*゚ -゚)「ほほほら、曲がり角でぶつかったってことは、家近いんだろ?だったら」
(* ・∀・)「ホント?やった、じゃあもう少しクーさんと話ができるね」
川*゚ -゚)ドキドキ
川*゚ -゚)「よよよよし、帰ろう」
210 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:25:42 ID:u2rnlFuAO ~~~
曲がり角
川 ゚ -゚)「でな、オードリーってのが来てさ」
( ・∀・)「ハハハ、面白いなぁ」
川 ゚ -゚)「ところで、お前の家ってどこなんだ?」
( ・∀・)σ「ん?こっちだけど」
川 ゚ ー゚)「奇遇だな、私もこっちなんだ」
211 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:26:15 ID:u2rnlFuAO
テクテク 川 ゚ -゚)(……)
テクテク ( ・∀・)(……)
川 ゚ -゚)(一緒のマンションだった!!!)(・∀・ )
川 ゚ -゚)「……」
( ・∀・)「……」
212 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:26:53 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ -゚)「よ、良かったら、上がってかないか?」
( ・∀・)「えっ、でも」
川 ゚ -゚)「まだわからないこととか、あるだろ。水くらいなら出せる」
( ・∀・)「……いいの?」
川*゚ -゚)「い、いいよ」
川* - )ドキドキ
(* ・∀・)ドキドキ
213 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:27:33 ID:u2rnlFuAO ~~~
ガチャ
川 ゚ -゚)「ただいまー」
(: ・∀・)「お、お邪魔しまーす……って、なにこれ!?」
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
川 ゚ -゚)「ああ。幽霊だよ」
214 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:28:17 ID:u2rnlFuAO (: ・∀・)「ゆ、幽霊!?どう見てもラーメンだよね!?」
川 ゚ -゚)「いやいや、幽霊なんだって、これが。名前はハムサンドエッグ」
( ・∀・)「それにしたってグチャグチャすぎないかい?」
川 ゚ -゚)「さっき話してたオードリーが作ったラーメンを、ティンダロスの奴がポストに押し込んだんだ」
( ・∀・)「むちゃくちゃするなぁ」
川 ゚ -゚)「全くだ。親の顔が見てみたい」
215 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:29:02 ID:u2rnlFuAO ( ・∀・)「でも、片付けないの?汚いよ」
川 ゚ -゚)「無理なんだ。すり抜ける。幽霊だから」
( ・∀・)「ハハハ、そんな馬鹿な」
川 ゚ -゚)「触ってみ」
( ・∀・)「う、い、いいよ。なんかこわいし」
216 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:29:38 ID:u2rnlFuAO 川 ゚ ー゚)⊃「いいから、触ってみろって」
(: ・∀・)⊃「いいって!」
川 ゚ -゚)⊃──あ──⊂(・∀・ )
川 ゚ -゚)⊃⊂(・∀・ )
川 - )( ∀ )
217 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:30:16 ID:u2rnlFuAO
その後のことは、覚えていないし、覚えておくつもりもない。
218 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:30:26 ID:9KMIM10Y0 幽霊wwwww
219 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:30:58 ID:u2rnlFuAO クーサン!
クーサン!
二度目に触れた手のひらは冷たくて、初めて抱き合った体は暖かくて。
220 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:31:30 ID:u2rnlFuAO
モララー!
モララー!
玄関のカギを閉める前に、せっかくだから、ほぐし水を沸かして振舞う前に。
蒸し暑い部屋で、堅い床の上で。
221 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:32:03 ID:u2rnlFuAO
――……スキニ ナッチャッタ
私達は、お互いのことを知り合った。
222 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:32:46 ID:u2rnlFuAO
ガチャ
(:'A`)「クーさん、大変だ!!クソゴリラが痙攣してる!!」
223 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:33:25 ID:u2rnlFuAO
川* ゚ -) ∀・*)
('A`)
('A`)「……」
('A`)「と……」
('A`)「トーチャン……」
川* ゚ -) ∀・*)「ドクオ……」
プロローグ ~恐怖と愛憎・怒涛の伏線回収~
おわり
次回 制作の神編(予定)
続いたらいいな
224 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:34:16 ID:u2rnlFuAO 見てくれたみんな、センキュッ!
225 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 18:36:23 ID:OwYJu3zw0 おつおつ
226 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 19:31:32 ID:gvNDAIks0 乙
227 :名も無きAAのようです:2014/08/28(木) 23:38:30 ID:leZhGWiU0 トーチャンかよっ
228 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 01:48:47 ID:LSA5nssUO だんだん面白くなってきてるじゃねぇか
父ちゃんはいくつなんだよ?
229 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:34:22 ID:AX97eJQgO 川 ゚ -゚)
( ヘヘ 「……」
( ・∀・)
( ヘヘ「……」
J( 'ー`)し
( ヘヘ「……」←呼ばれてきた
(((ξ゚◎゚)ξ)))ブルルルルルルル ←連れてきた
230 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:35:07 ID:AX97eJQgO ('A`)「で、どういうことなんですか……えっと」
J( 'ー`)し「ドクオ、この子はチンコさんよ。名前を忘れるなんて失礼だわ」
( ・∀・)「ハハハ、何言ってるんだ母さん。この人は瀬戸内寂聴素直クーさんだよ。母さんこそ失礼じゃないか」
(((ξ゚◎゚)ξ)))ブルルルルルル
231 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:35:54 ID:AX97eJQgO 川 ゚ -゚)「……」
('A`)「クーさん、どういうことですか」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「出会ってその日に合体って、きょうびロボット物でもありませんよ」
川 ゚ -゚)「……すまん、一つだけ、いいか」
('A`)「──いいでしょう。弁解の余地を与えます」
232 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:36:40 ID:AX97eJQgO
川 ゚ -゚)「立ち位置、逆じゃね?」
(((ξ゚◎゚)ξ)))ブルルルル ブルッ
233 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:37:28 ID:AX97eJQgO ~~~
('A`)
( ヘヘ 「……」
( ・∀・)
( ヘヘ「……」
J( 'ー`)し
( ヘヘ「……」
川#゚ -゚)「さて、どういうことか説明してもらおうか」
234 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:38:06 ID:AX97eJQgO 川 ゚ -゚)「モララー、お前はティンダロスの父親か」
( ・∀・)「……はい」
川 ゚ -゚)「オードリー、お前はティンダロスの母親だよな?」
J( 'ー`)し「ええ、そうよ」
川 ゚ -゚)「ティンダロス、お前は二人の息子だな?」
('A`)「いいえ、違います」
川#゚ -゚)「ややこしいぃ!!!!」
235 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:38:40 ID:AX97eJQgO ('∀`)「うそうそ、はいはいそーでーす」
川 ゚ -゚)「……そうか、ところで」
川 ゚ -゚)「お前らはいったい何歳なんだ?」
( ・∀・)「35です」
J( 'ー`)し「54よ」
('A`)「ぼくどくお、4しゃい」
川 ゚ -゚)
('A`)「はい、19です」
236 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:39:13 ID:AX97eJQgO (((ξ゚"◎゚)ξ)))ブルッファーーーーー ブルッァーーーーーーーーーー!!!
( 'A`)「あ、クソゴリラは14だったかな」
J( 'ー`)し「何言ってるの、こないだ誕生日を迎えたじゃない」
('A`)「そっか、15だ」
237 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:39:53 ID:AX97eJQgO 川 ゚ -゚)「……どうして、35歳のナイスミドルが高校生に?」
('A`)「クーさん」
(A`)「人には事情がある。そう、どれだけ笑っていても、心の中では泣いている人も居る」
(´A)「悲しい過去を背負った人間って、さ」
('A`)「ほら、どうしてかな」
('∀`)「雨が──降ってるんだ」
( A )「きっと、晴れた空の色を口にすることは出来ない、運命(さだめ)を持った……ね」
238 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:40:30 ID:AX97eJQgO
川 ゚ -゚)「警察呼ぶぞ」
('A` )「トーチャン、正直に話すんだ」
J('ー` )し「あなた、今なら間に合う。話して」
(; ・∀・)「あ、ああ」
239 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:41:18 ID:AX97eJQgO ( ・∀・)「僕はもともと高校中退の身でね。どこから話そうか……」
( ・∀・)「じゃあ直近のことにしよう、僕がどうして私立葛秤高校に転入したのか──」
───
240 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:41:58 ID:AX97eJQgO ───
半年前
Bar バーババー
あれは、ある人物を探しに、港町のバーへ情報収集に行ったときのことだ。
( ・-・ )「いらっしゃいませ」
( ・∀・)「ミルクをくれ」
241 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:42:39 ID:AX97eJQgO ハハ ロ∀ロ)ハ「ハハハッハァ!スクゥールボォーイには、ミルクが、お似合いダゼ!!」
HaHaHaHa!!!
( ・∀・)⊃Ц←ミルク「なんだと?」
ハハ ロ -ロ)ハ「アナタ、学生?」
( ・∀・)「いや、社会人だが……君は?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ワタシはハロー。センジーツ、シャバに戻ってきたモトティーチャー」
242 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:43:16 ID:AX97eJQgO ( ・∀・)「シャバに戻ってきた……つまり、刑務所にいたのか」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエス。ワタシ、無実の罪でツカマッテ、懲役くらった」
( ・∀・)「かわいそうに……冤罪だったのか」
ハハ ロ -ロ)ハ「検察官、ベリーストロング。ワタシ、犯人にサレタ」
( ・∀・)「……」
243 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:44:00 ID:AX97eJQgO ハハ ロ -ロ)ハ「でも、脱走に成功シタ。今は、ココでケイカクを練ってる」
( ・∀・)「計画?」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエス。ユーも入るか?」
( ・∀・)「悪いが、僕にはやらなきゃいけないことがある」
ハハ ロ -ロ)ハ「プロミス?約束でもあるのか?」
( ・∀・)⊃□「ある人物を探していてな、写真はこれだ」
ハハ ロ -ロ)ハ⊃「オー、ミッション!!どれどれ……」
244 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:44:36 ID:AX97eJQgO
ハハ ロ -ロ)ハ⊃□
ハハ;ロ -ロ)ハ「──ユー、いますぐにこの件から手をヒケ」
( ・∀・)「なに?」
245 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:45:13 ID:AX97eJQgO ハハ ロ -ロ)ハ「アナタ、最終学歴は?」
( ・∀・)「高校中退だ」
ハハ ロ∀ロ)ハ「オーマイゴッド!ちゅうそーつ」
( ・∀・)「いや、高校中退だ」
ハハ ロ∀ロ)ハ「ちゅうそーーーーーつ!!」
( ・∀・)「高校中退」
ハハ*ロ∀ロ)ハ「ちゅうそぉおおおおおおおおおおおつ!!ハッハッハ!!」
(# ・∀・)ピキピキ
246 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:45:45 ID:AX97eJQgO ───QTEモード───
・QTEモードとは?
「QTE」とは「クイックタイムイベント(Quick TimeEvent)」の略でCGムービーなどの中に表示される指示に従ってコマンド入力をするシステムである。
例えばゲームの中でCGムービーが流れている最中「○△××」といったコマンドが指示される。
このコマンドを正しく入力することができるかどうかでムービーの流れが変わる場合や、ダメージを受けたり先制攻撃を行うことができる場合などがある。
QTEを英語で略さずに書くと「Quick Time Event」となる。
セ○が販売したゲーム「シ○ンムー」や「龍○ごとく」などがQTEが採用されている代表的なゲームとして挙げられる。
臨場感を出すという意味でゲーム会社が好んで使用する場合がある。
しかしユーザーによっては「イベントをただ見ているだけでなく参加している感覚が出て良い」という者もいれば「イベント中に入力するのは嫌だ」「つまらない」という者もおり、ユーザーによって評価が大きく異なるシステムである。
つまり、画面上に表示されるコマンドを素早く入力することによって、状況を打破できる画期的なシステムのこと。
247 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:46:31 ID:AX97eJQgO ───QTEモード───
( `∀´)「うぉおお!!俺は高校中退だ!中学は卒業してる!!」
テレッテテテ!!
A
ピンポーン
ビシャッ!!
ハハ;ロ -ロ)ハ「アウチッ!!」←ミルクまみれ
248 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:47:23 ID:AX97eJQgO ( ・∀・)「馬鹿にしやがって!!馬鹿にしやがって!!」
テレッテテテ!!
B
ピンポーン
バシッ!!
ハハ ロдロ)ハ「ノー!!ヘルプミー!!ソーリー、ワタシが悪かった!」
249 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:48:05 ID:AX97eJQgO ( ・∀・)「はぁはぁ……」
ハハ ロ -ロ)ハ「ユーは、ベリィーベリィーストロング。それならイケルカモシレナイ」
( ・∀・)「なに?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ユーの探してるヤツは……学校にイル」
( ・∀・)「な、なんだと。どこの学校だ」
ハハ ロ -ロ)ハ「私立クズバカーリ高校」
250 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:48:46 ID:AX97eJQgO ( ・∀・)「くず……ばかり……高校」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエス。そこにいけばノープログレム。解決するヨ」
( ・∀・)「そうか……やっとか。しかし、僕は35歳だ。普通に行ったら事案になってしまう」
ハハ ロ ーロ)ハ「チッチッチ。モーマンタイ」
( ・∀・)「どういうことだ?」
251 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:49:27 ID:AX97eJQgO ハハ ロ -ロ)ハ「言ったデショ。ワタシ、元ティーチャー。アナタ、高校中退」
ハハ ロ -ロ)ハ「転入すればイイ」
( ・∀・)「そうか、その手があったか。しかし……」
ハハ ロ -ロ)ハ「フワッツ?不都合でもアルノカ」
( ・∀・)「いや、さすがに現役と比べて学力に自信がないんだ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ノープログレム!あそこはピンキィリ!下はサル、中はMIT、上はグーグル!フールとジーニアスしかいない」
252 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:50:12 ID:AX97eJQgO ( ・∀・)「しかし、高校に入ってから一度もテストで0点以外を取ったことがないんだが、それでも大丈夫かな?僕でも……いけるかな?」
ハハ ロ∀ロ)ハ「ブッハハァ!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「ユアー、フゥゥーール(バカ)!!」
( ・∀・)「……」
ハハ ロ∀ロ)ハ「フゥゥゥゥウウウウル(バァカ)!!」
( ・∀・)「……?」←フールの意味がわからない
253 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:50:59 ID:AX97eJQgO (* ・∀・)「あ、ありがとう。応援してくれるんだね……ハロー」
ハハ;ロ -ロ)ハ「い、イエス。ソレジャ、ワタシは行く。シーユーアゲイン」
( ・∀・)「あ、待って」
≡ハハ ロ -ロ)ハ〃ツルッ
ハハ ロдロ)ハ「ノンッ!!しまった!!ミルクで床がスベル!!地面にキス!!」
254 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:51:43 ID:AX97eJQgO
≡( ・∀・)サッ⊃ハハ ロ -ロ)ハ
ハハ ロ -ロ)ハ「お、オウゥ、センキュ──」
キラキラ( ・∀・) キラキラ「大丈夫かい?」
ハハ*ロ -ロ)ハドキドキ
255 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:52:27 ID:AX97eJQgO
( ・∀・)「ごめん、出来たら手続きと勉強を教えて欲しいんだ」
ハハ - )ハ「……ユー、ハブ、ビッグマネー?」
( ・∀・)「え?いや、金は持ってないけど……」
ハハ*ローロ)ハ「オーケー、なら体で払ってもらう」
256 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:53:03 ID:AX97eJQgO
ハローサン ハローサン!!
モララー モララー!!
( ・-・ )
( ・-・ )(よそでやってくんねぇかな)
257 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:53:51 ID:AX97eJQgO ───
( ・∀・)「ということがあってね。一年生じゃ動きにくいだろうし、三年生じゃめんどくさそうだから二年に転入したんだ」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「トーチャン、最後のくだり、要った?」
(* ・∀・)「ああ、イッた」
258 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:54:36 ID:AX97eJQgO J( 'ー`)し「あらあら、うふふ」
(((ξ^"◎"^)ξ)))ファーースコーーーブルルルルルルファーッスススーールルルルルル
川 ゚ -゚)「……」
259 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:55:16 ID:AX97eJQgO ( ・∀・)「クーさんには色々迷惑をかけた。でも、分かって欲しい。これは情報収集なんだ」
川 ゚ -゚)「……」
J( 'ー`)し「チンコさん、ごめんなさい。この人、昔から決めたことはやる主義なの。わかってあげて」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「クーさん、僕からもお願いします!そして」
260 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:55:58 ID:AX97eJQgO
('A`)( ・∀・)J( 'ー`)し「「「これからもみんなで仲良く近所付き合いをしましょう!」」」
(((ξ^◎^)ξ)))ブルルルル ブルッ
261 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 06:56:26 ID:AX97eJQgO 川 - )「……そうか……」
ξ゚◎゚)ξピタッ
川*゚ -゚)「QTE、そういうのもあるのか!」
続いたらいいな
262 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 07:26:29 ID:dkpZfMlk0 乙
263 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 08:24:09 ID:bjlD7ywk0 屑しかいねぇ
ツンどうした
264 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 10:46:58 ID:zQ2E1MCc0 乙
次回ゲーム進む…のか?
265 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 10:48:59 ID:mCjcA9H60 作者乙乙、毎回楽しく読ませてもらってるぜ
>>263殺意の波動に目覚めたんだよきっと
266 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 10:49:06 ID:GqavnSH60 乙
ドクオ一家は一度全員逮捕されるべき
267 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 12:00:19 ID:AX97eJQgO 訂正
ノープログレム ×
ノープロブレム ○
268 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 15:22:18 ID:HA7SCQUw0 なんじゃこの投下頻度
269 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 15:30:57 ID:76TbLs4I0 面白いけど読者レスが少ないから滑ってる芸人みたいになってる
270 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 16:27:58 ID:6f6FR8dw0 乙!
投下早くてびっくりするし、作者の目として見ても凄いと思うわ
271 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 16:29:39 ID:iyY4oicwO >>269
多いほうじゃないか?
272 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 16:32:08 ID:76TbLs4I0 >>271
これで多い方だからな
ギャグ書くのは辛いわ
273 :名も無きAAのようです:2014/08/29(金) 17:18:31 ID:RyXMWf/M0 乙乙
笑わせてもらってるよww
トーチャン(カーチャンに比べて)若いからな…
気付いたらいつのまにか投下されててレスするのが遅くなる図
274 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:38:45 ID:B3u16rH.O ~~~
川 ゚ -゚)「さて、どこまで作ってたっけな」
J( 'ー`)し「チンコさん、台所借りるわね」
川 ゚ -゚)カタカタ「はい」
('A`)「クーさん、僕は食器を出しておくよ」
('A`)「それとクソゴリラの様子がおかしいから散歩に連れて行くね、首輪ある?」ξ゚◎゚)ξ
275 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:39:36 ID:B3u16rH.O 川 ゚ -゚)カタカタ「ああ、頼んだ。ん、首輪か……」
川 ゚ -゚)カタカタ「首輪……鎖ならアマゾンで買ったからクローゼットに入ってる」
( 'A`)「うん……」ゴソゴソ
_____
(\ ∞ ノ
\ヽ /
ヽ)⌒ノ
 ̄
('A`)「あったあった」
276 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:40:48 ID:B3u16rH.O
(')∞(`)カポッ
(')∞(` )⊃ξ゚◎゚)ξ「じゃあ、行ってきます」
J( 'ー`)し「気をつけてね」
川 ゚ -゚)カタカタ「気をつけてな」
277 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:41:45 ID:B3u16rH.O ( ・∀・)「クーさん。僕はテレビ観てるね」
川 ゚ー゚)「もう、パパったらまたナイター?まったく」
ガヤガヤ
川 ゚ -゚)「おっと、起動した。確か……四人目のキャラクターを作ったところだったな」
川 ゚ -゚)「とりあえずキャラはこれくらいにしておいて」
川 ゚ -゚)「システムを作るぞ!」
278 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:42:30 ID:B3u16rH.O
J( 'ー`)しトントントントン
J( 'ー`)し♪ジョウネツノ アカーイバーラー♪
<ピッチャー ナゲタ!ストラーイクッ!
( ・∀・)アー イマノハ フラナイト
279 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:43:03 ID:B3u16rH.O 川 ゚ -゚)「どれだけストーリーやBGM、キャラクターが魅力的でもシステムがちゃんとしていないとだめだ」
川 ゚ -゚)「ストーリーだけなら小説を読めばいい」
川 ゚ -゚)「BGMはテキトーなCDを聴けばいい」
川 ゚ -゚)「キャラクター含め、映画やアニメでも観ればこと足りる」
川 ゚ -゚)「だが、ゲームというのは総合芸術」
川 ゚ -゚)「そこにプレイヤーが存在し、システムを駆使して掘り下げていくことで」
川 ゚ ー゚)「快楽を見出せる魔性の娯楽」
川 ゚ー゚)「フッ、我々人類は罪だな……人を破壊できるモノを作るなんて」
280 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:43:55 ID:B3u16rH.O
J( 'ー`)しトントントントン
J( 'ー`)し♪ソーシーテー ジェーラシー♪
<ウッタ! ハイルカ ハイルカ!?
<ファールボール!
( ・∀・)オイ ハイッタダロ イマ!!
281 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:44:29 ID:B3u16rH.O 川 ゚ -゚)「とりあえず、さっき聞いたQTEというものを導入してみよう」
カタカタ
川 ゚ -゚)「ええっと……お、さすが魔法の制作ツール。コモンイベントで最初から設定されている」
川 ゚ -゚)カタカタ「あとは、これをこうして……」
川 ゚ -゚)「よし、ティンダロスの奥義『ワ・タシガ・ワルーゴ・ザイマシタ』にコマンドを設定できた」
J( 'ー`)し「みんなー、ご飯が出来たわよ。チンコ、パソコンは一旦やめてこっちに来なさい」
ヽ(゚- ゚*川ノ≡「わーい」
282 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:45:03 ID:B3u16rH.O ( ・∀・)「おー、今日はなにかな?」
J( 'ー`)し「はい、トイレットペーパーの芯をしょうゆで炒めたゴミです」
川 ゚ -゚)「あ、それ私が作ろうと思ってたのにー」
J( '∀`)し「あらあら、ごめんねチンコ。カーチャンが作っちゃいました☆てへぺろ」
川 ゚ -゚)プンスカ「もう!」
283 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:45:47 ID:B3u16rH.O ( ・∀・)「はっは、いいじゃないか。クーのご飯も母さんのご飯もおいしいよ」
J(*'ー`)し「もう、あなたったら」
川 ゚ -゚)「ナイターばっかり観てるパパが言っても嬉しくないし」
シュン( ‐∀‐)「そんなぁ」
アハハハハ
284 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:46:39 ID:B3u16rH.O ガチャ
(')∞(`)「ただいまー」
川 ゚ -゚)「おかえりー」
(')∞(`)「みんな、大変なんだ」
ξ・◎・)ξピッギャル ピッギャル
川 ゚ -゚)「?」
(')∞(`)「クソゴリラが……クソゴリラが!!」
285 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:49:12 ID:B3u16rH.O J( 'ー`)し「ドクオ、ご飯出来てるわよ。手を洗ってらっしゃい」
≡( ')∞(`)「あ、はーい」
(')∞(` )≡「お待たせ!今日のご飯は……トイレットペーパーの芯か」
J( 'ー`)し「ゴミよ」
(')∞(`)「またかよ、ちぇ」
川 ゚ -゚)「嫌なら食べなくていいんだぞ」
シュン(')∞(`)「そ、そんなぁ」
アハハハハ
286 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:49:59 ID:B3u16rH.O
( ・∀・)「さ、みんな揃ったし、食べようか!」
J( 'ー`)し川 ゚ー゚)「「「「いただきまーす」」」」(')∞(` )(・∀・ )
287 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:50:50 ID:B3u16rH.O
川ノ゚д゚)ノ「食えるかーーーー!」┫∴ ┻┻∴ ドンガラガッシャーン!
288 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:51:23 ID:B3u16rH.O J( 'ー`)し「……」
(')∞(`)「……」
( ・∀・)「……」
川 ゚д゚)「お前ら人んちでなにしとんじゃああああ!!」
289 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:51:56 ID:B3u16rH.O J( 'ー`)し「たいへん、チンコが切れたわ」
( ・∀・)「母さん、痛いから止めてくれ」
川#゚д゚)「あああああああああ!!」
( ')∞(`)「クーさん、落ち着いて!これは事情があるんだ!!」
川#゚д゚)「あぁ!?事情もクソもあるか!!」
290 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:52:47 ID:B3u16rH.O
( ')∞(`)「クーさんの両親は死んだんだろ!?」
川 ゚ -゚)「っ!!」
(-)∞(-)「僕達は……僕達は、少しでも、落ち込んでるクーさんの気を紛らわせるためにこうしてるんだ」
川 ゚ -゚)「……」
291 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:53:32 ID:B3u16rH.O
(')∞(`)「なのに、ひどいよ……」
J( 'ー`)し「ドクオ……」
( ・∀・)「ドクオ……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「いや、私、別に落ち込んでないから」
292 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:54:10 ID:B3u16rH.O
J( ゚ー゚)し「チンコ!あんたなんてこと!」
川 ゚ -゚)「私、別にオチンコ出ないから」
(# ・∀・)「クー!謝りなさい!!」
川 ゚ -゚)「あんたは私に謝れ」
(')∞(`)「……クーさん」
293 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:54:55 ID:B3u16rH.O ≡川 ゚ -゚)「もう我慢の限界だ。警察を呼んでやる」
≡(;')∞(`)「や、やめろー!」
≡( ')∞(`) ピッギャルξ・◎・)ξピッギャル
≡(;')∞(`) ◎。)ξギュェッ〃←つまずいた
≡(;>)∞(<)ドンッ□″←PCなぶつかった
川 ゚ -゚)「あ……」
294 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:55:44 ID:B3u16rH.O
川 ゚ -゚)「わ、私のPC……」
川;゚ -゚)⊃[画面真っ暗]
川;゚ -゚)「わ、私の……私のPC……」
(')∞(`)
295 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:56:32 ID:B3u16rH.O 川 - )「パパと、ママが、最後にプレゼントしてくれた」
川 つ-;)「私の……ヒック……わ、わたしの……グス」
J( 'ー`)し(あー、これはマジでやばい)
( ・∀・)(どうする、逃げるか)
(')∞(`)「く、クーさん」
296 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:58:58 ID:B3u16rH.O
|
|
|
|
:
<泣かないで>
:
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|
|
297 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 06:59:37 ID:B3u16rH.O 川 つ-゚)「!」
川 ゚ -゚)「PCが……しゃべった」
<泣かないで、クー。私はここにいる>
(゚- ゚ 川≡川 ゚ -゚)「どこ!?どこにいるのPC!?」
298 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 07:00:19 ID:B3u16rH.O <今、姿を見せるわ……PCの電源ボタンを五回押して>
川;゚ -゚)⊃ポチポチポチポチポチ
<ありがとう……これで>
299 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 07:01:09 ID:B3u16rH.O
<や っ と 復 活 が で き る 。 感 謝 す る そ 、 娘 >
続くといいな
300 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 07:06:45 ID:B3u16rH.O ※業務連絡
・気付かなかった誤字は脳内変換推奨
・だいたい出勤、通学の時間帯に一区切りは投下予定
・日曜日は定休日です
※業務連絡 終わり
301 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 07:55:42 ID:RFJUFp9E0 乙
訓練されたちゃぶ台返しからのノリつっこみwww
チンコが切れたは痛い
302 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 08:13:46 ID:kuaAbleQ0 乙
もうわけがわからねえ……
303 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 08:18:57 ID:.nHz7wrg0 乙!
狂気を感じる
304 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 09:13:59 ID:cubba2JY0 話がカオスになっていく…
どう纏まるのか、それともこのまま突っ切るのか
305 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 09:25:08 ID:yPgAgy3Y0 >J( 'ー`)し「たいへん、チンコが切れたわ」
>
>( ・∀・)「母さん、痛いから止めてくれ」
ワロタ
306 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 10:18:46 ID:6./VTHPs0 もうどうコメントすればいいのかわからないよ
307 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 10:57:03 ID:HNZBi46U0 おつー
続き楽しみ
308 :名も無きAAのようです:2014/08/30(土) 11:34:23 ID:eh6RUGLU0 もうね、途中から乗っ取りかと思ったよ
309 :名も無きAAのようです:2014/08/31(日) 06:52:04 ID:zOleSj1I0 いきなりシリアスの香りが
今回も面白かったよ、乙
310 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:36:19 ID:lErLMkEEO BGM:ライブアライブのアレ
トゥトゥトゥトゥトゥールルルルルー
トゥトゥトゥトゥトゥールルルルルー
トゥールルトゥールルトゥルルルルルルルトゥルルルルルルルルルルルルルルルル
川 ゚ -゚)「な、なんだ……この黒い瘴気は……!?」
311 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:36:59 ID:lErLMkEEO
ピガッ!!
ドーーーーン!!
シューーーーー……
/⌒ヽ
(^ω^ )
/⌒ ~)私だ
( <ノ | |
\_ァ |
ノヽ_λ_)
/ ノ| ノ
( -イ |ー/
\/~)| )
(_ノ (_)
312 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:37:33 ID:lErLMkEEO 川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「お隣さん?」
/⌒ヽ
(^ω^ )えっ
川 ゚ -゚)「お隣さんじゃないか、こないだはコーヒードリップありがとう」
/⌒ヽ
(^ω^ )いやいやいや
お隣さんじゃないからね
313 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:38:17 ID:lErLMkEEO 川 ゚ -゚)「どうみてもお隣さんだよ」
/⌒ヽ
(^ω^ )……
お隣さんがPCから煙をあげて出てくるのかい?
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「そんなおかしいことはない」
/⌒ヽ
(^ω^ )うん、いい娘だ
314 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:38:56 ID:lErLMkEEO 川#゚ -゚)「じゃあお前は誰だ!!!」
/⌒ヽ
(^ω^ )ふっふっふ、
私は創作の神
川 ゚ -゚)「そ、創作の神……」
/⌒ヽ
(^ω^ )そうだ……長い間、ゲーム制作ツール『VIP』に封印され、ネットの海を漂っていた
/⌒ヽ
(^ω^ )だが……お前が『VIP』をダウンロードし、封印を解除してくれたおかげで
/⌒ヽ
(^ω^ )
この世に戻ることができた
315 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:39:36 ID:lErLMkEEO 川 ゚ -゚)「……」
/⌒ヽ
川 ゚ -゚)Г<プシュー(>ω∩)感謝するウワァアアアアアアシミルゥ
川 ゚ -゚)「あれ、ファブリーズが効かない」
/⌒ヽ
(゚ω゚ )なにをする!
川 ゚ -゚)「幽霊かなと思って、つい」
/⌒ヽ
(゚ω゚ )私は神だぞ!?ファブリーズが効いてたまるか!
316 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:40:25 ID:lErLMkEEO ( ・∀・)「その昔、チェーンソーが効く神も居たなぁ」
J( 'ー`)し「バラバラになるのよね」
/⌒ヽ
(-ω- )
っと、そんなことはどうでもいい。ハァァァ!!
(-ω- )パァァ
川 ゚ -゚)「しゅ、縮小した……だと?」
(-ω-神)「フン、天井が低すぎるからな。この程度、私にとっては造作もない」
317 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:41:13 ID:lErLMkEEO ξ^◎^)ξピッギャル ピッギャル
川#゚ -゚)「それより、私のPCを直せ!!おとなりさん!!」
(-ω-神)「だからおとなりさんじゃないって……まぁいい」
(^ω^神)「娘よ、PCは直ってる。私は貴様に忠告をしにきたのだ」
川 ゚ -゚)「マジか。ありがとう。ちゅ、忠告だって……!?」
318 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:41:51 ID:lErLMkEEO ( ω 神)「さよう」
川 ゚ -゚)「なんだ……このまがまがしいオーラは……」
川;゚ -゚)「まさか、封印を解除したことで用済み=命をとられるということか!?」
(^ω^神)「いや、違う。そんな危ないことはしない」
川 ゚ -゚)「じゃあなんだ!!」
(^ω^神)「ゲーム作れよ」
319 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:42:18 ID:Q1vwbIr.0 支援
320 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:42:29 ID:lErLMkEEO 川 ゚ -゚)「……」
(^ω^神)「貴様はゲームを作るために『VIP』をダウンロードした」
(^ω^神)「にもかかわらず、一切進んでいない」
川 ゚ -゚)「……くっ!」
(^ω^神)「くっ、じゃないだろう、くっ、じゃ」
321 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:43:10 ID:lErLMkEEO (-ω-神)「ともかく、貴様がゲームを完成させるか、私を倒すまで私はここから消えない」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「いや、別にいてもいいよ」
(^ω^神)「えっ」
川 ゚ -゚)「なんか置物みたいでかわいいし」
(^ω^*神)「えっ、えっ」
川 ゚ -゚)σ「少なくともこいつらより、害はないだろう」
322 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:43:18 ID:9RTs2m7UO そういやそうだったな
323 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:43:54 ID:lErLMkEEO
(;')∞(`)「クーさん!クソゴリラの痙攣が増してる!!」(((((((((((((((((((((ξ^◎^)ξ)))))))))))))
J( 'ー`)し「パターン青、使徒です」
( ・∀・)「ねえクーさん、ビールないの?」
(^ω^;神)「ああ……まぁ、そいつらよりはマシか……」
324 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:44:41 ID:lErLMkEEO (')∞(`)「クーさんってば!!」
川 ゚ -゚)「ああもううるっさいな!おい、なんとかしてやれ」
(゚ω゚神)「えっ!?私がか!?」
(^ω^神)≡「仕方ない……」スィー
川 ゚ -゚)(面倒見いいな、おい)
325 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:45:26 ID:lErLMkEEO (^ω^神)「退きたまえ」
(')∞(`)「はい、先生」
(゚ω゚神)「こ、これは……」
ξ^゙◎^゙)ξピピドゥン!ピピドゥン!
(^ω^神)「これは……進化前の状態だ」
326 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:45:57 ID:lErLMkEEO (')∞(`)「し、進化」
(^ω^神)「そうだ。ポケモンが進化するときと一緒だ」
(')∞(`)「クソゴリラ……先生、進化を止めるにはどうしたらいいんですか!?」
(^ω^神)「簡単だ。Bボタンを押せばいい」
(')∞(`)「Bボタンを押す……!」
(^ω^神)「そうだ。進化キャンセルだ。もし、次の痙攣が起こったらBボタンを押せ。わかったな?」
(')∞(`)「はい、先生!」
327 :名も無きAAのようです:2014/09/01(月) 06:46:36 ID:lErLMkEEO ≡(^ω^神)スィー
川 ゚ -゚)オカエリ
(^ω^神)タダイマ
(^ω^神)「って違う違う。いいのか、私は恐ろしい能力を持っているのだぞ?」
川 ゚ -゚)「なんだよ、どっちかっていうとその筋肉の方が恐ろしいけど」
(^ω^神)「ふっふっふっ……馬鹿にしているのも今のうちだ」
(゚ω゚神)「創作の神の力、とくと思い知れ!!」
川 ゚ -゚)「パソコン楽しい」
カチカチッ
川 ゚ -゚)「でもアマゾンで買い物をしすぎて金が無い」
川 ゚ -゚)「そろそろ荷物が来るはずだが……」
川 ゚ -゚)「やばいぞ、もう食べるものが豆腐しかない」
川 ゚ -゚)「しかもその豆腐も昨日半分食べた」
川 ゚ -゚)「いよいよ、禁断のトイレットロール芯のしょうゆ炒めに挑戦する時が来てしまうのか」
川 ゚ -゚)「いや、待て……」
川 ゚ -゚)「ここはぽっちゃりしたお隣さん( ^ω^)からいただいた、13回ほど使ったコーヒードリップの袋を冷凍した粉で飢えを凌ぐか」
川 ゚ -゚)「そんなことをしたら捕まってしまう。どうしよう」
カチカチッ
【累計100万ダウンロード突破!ブーンアンドドラゴン!】
川 ゚ -゚)「すごいな、ブンドラついに100万回ダウンロード突破か。株かっときゃ良かった」
川 ゚ -゚)「……まてよ」
川*゚ -゚)「そうだ!ゲームを作って売ろう!私なら出来る!」
川 ゚ -゚)「そもそも売り方が大事なんだ、こういうのは。私は作ったゲームをあえて」
川 ゚ ー゚)「訪問販売で売る」
川 ゚ -゚)「足で稼ぐんだ!ついでに食べ物もめぐんでもらおう!」
川 ゚ -゚)「よしっ、早速つくるぞ!」
~~~
一時間後
川 ゚ -゚)「ダメだ……ソフトを買う金がなかった」
川 ゚ -゚)「どうすればいいんだろう……ん?」
【無料!魔法のゲーム製作ソフト!その名も『VIP』ニューリリース!】
【当ソフトはゲーム製作に必要なキャラクター・BGMなどを全て一本で賄えます!】
川 ゚ -゚)「するわけ……」
【キャラクターを描くのがめんどくさい?大丈夫!2Dから3Dまで完全対応!】
川 ゚ -゚)「わけ……」
【マップやBGMも機材不要!余計なツールを使わずに、簡単にゲームが作れます!】
川 ゚ -゚)「……」
【特別な機能がついて、たったの3MB!これはダウンロードするしかない!】
ダウンロード中……
川 ゚ -゚)「だ、大丈夫さ。うん」
ダウンロード完了しました
川 ゚ ー゚)「ほら、ノートン先生もなにも言わないしね。早速開こう」
~~~
川 ゚ -゚)「一通り触ってみたけど」
川 ゚ -゚)「すごく便利だな。タダでもこんなに簡単にゲームが作れるなんて」
川 ゚ -゚)「じゃあ、早速制作開始だ」
川 ゚ -゚)「ストーリーはよくある異界と現代が繋がった感じにしよう」
川 ゚ -゚)「そのためにはマップとかアイテム、敵キャラは現代チックと異界チックな感じにして……」
カチカチッ
川 ゚ -゚)「BGMは、著作権が切れたクラシックを使うかな……とりあえずベートーベンの運命でも入れとくか、あとで変えればいいし」
カチッ
川 ゚ -゚)「えーと……あった、この画面で作るんだな」
川 ゚ -゚)「しっかし便利だな、これ。市販顔負けのクオリティで作れるぞ」
川 ゚ -゚)「こりゃもしかしたら、有名になってノベル化、アニメ化、映画化ってのも夢じゃないな」
川 ゚ ー゚)「ふふふ、よーし。記念すべき、最初のキャラクター……名前は」
川 ゚ -゚)「ティンダロス伊差坂でいいか」
フワァン フワァン フワァン
( ・∀・)+
コンナ カンジ
。ο〇
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ふふふ、私のペイント技術をなめるなよ……」
ツー
川 ゚ -゚)「よし。次は目だな。ここは垂れ目だ。サンゾーみたいにしよう」
ツー
川 ゚ -゚)「おうおう、これはイケメン。きっと暗い過去を背負っているに違いない。タバコとか吸いながらマージャンとかするアウトローに違いない」
川 ゚ -゚)「お次は……鼻?いやいや、鼻なんていらん。バランスが悪くなる。鼻っぽいものにすればいいや」
ツー
川 ゚ -゚)「……うん。大丈夫。大丈夫だ私」
ツー
川 ゚ -゚)「あとは髪をロンゲの黒にして……できた……!」
川 ゚ -゚)「あー疲れた……ところどころ失敗しちゃったけどまぁいいか。ちょっと完成したものを画面に出してみよう」
キャラクター1 [('A`)]
名前 『ティンダロス伊差坂』
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ー゚)「よし、次はストーリーだな」
川 ゚ -゚)「このティンダロス伊差坂が──」
川 ゚ -)チラッ
キャラクター1[('A`)]
名前『ティンダロス伊差坂』
川 ゚д゚)「無理だ!!」
川;゚ -゚)「なんだ!?この……なんだ!?」
川 ゚ -゚)「なにをどうしたらこんな顔になるんだ!?」
川 ゚ -゚)「これじゃ売れない!!JRPGにはイケメンが細腕で自分の身長より長い剣を使って興味なさそうに敵を倒す要素がないといけないのに!!」
川 ゚ -゚)「逆に考えるんだ。この顔は奇跡だ。つまり、今までにない作品を作ることができるチャンスじゃないか」
川 ゚ -゚)「よし、このまま行こう。さて、続きを」
<ピンポーン
(゚ー ゚ 川「おっ?アマゾンかな?」
≡川 ゚ -゚)「はいはーい」
ガチャ
('A`)「あ、どうも」
川;゚ -゚)「ティンダロス伊差坂!?」
川 ゚ -゚)(バカな……私は画面の中のキャラクターを具現化することに成功してしまったというのか)
川 ゚ -゚)(いわばこいつは、この怠惰な日常へと不意に訪れた非日常への入り口。つまり、ここでの問答にうまく答えられれば)
川 ゚ -゚)(世界は平和になり、私は英雄として崇められ、叙々苑で肉食い放題……!)
('A`)「あのー……」
川 ゚ -゚)「……いいだろう、ティンダロス伊差坂」
('A`)「えっ、ティンダロス伊差坂ってなんですか」
川 ゚ -゚)「なにを言っている。お前の名前だろう」
('A`)「生まれてこの方、そんなかっこいい名前で呼ばれたことはないんですが」
川 ゚ -゚)「ティンダロス伊差坂は……ハーフだ」
('A`)「ハーフ」
川 ゚ -゚)「そうだ。日本人の女性と外国人の男性との間に生まれた子供だ」
(-A-)「あー、なるほど」
川 ゚ -゚)「だからお前はティンダロスだ。ティンティンだ」
('A`)「危ういですよ」
('A`)「いや、僕……昨日、上の階の101号室に引っ越してきたドクオっていうんですけど」
( 'A`)⊃「引越しの挨拶に来まして。些細なものですが、これ」
川*゚ -゚)「ま、まさか食べ物か!?」
_人人人人人人_
> <
> \⌒⌒/ <
> / ̄ ̄\ <
>/ほぐし水\<
>\____/<
> <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
('∀`)「よかったら、使ってください」
川 ゚ -゚)「これをどうしろというのだ」
('A`)「え、うどんとかそばとかほぐす時に使えるかなって」
川 ゚ -゚)「……」
バタン
川 ゚ -゚)⊃〇「固形どころか飲料としてもその役割を果たすか疑問の品を引越しの挨拶に持ってくるとは」
川#゚ -゚)
⊃〇⊂「ティンダロス伊差坂め……今度あったらタダじゃすまさん。ティンティンをダロスしてやる」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「飲めるかな、これ」
川*゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)⊃〇「とりあえず冷蔵庫に入れておこう。沸かせばいけるだろ」
川 ゚ -゚)「次は二人目のキャラクターだ」
川 ゚ ー゚)「ティンダロスの相棒……そうだ、ヒロインだ」
川 ゚ -゚)「名前は……奇をてらっちゃいかんな。オードリーヘップバーンにしよう」
川 ゚ -゚)「これは美人にしないと。顔を整えて……」
ツー
川 ゚ -゚)「あれだ、オリジナル要素も必要だから低身長でボン、キュッ、ボンにしよう」
川 ゚ -゚)「変態どもに売れるだろ、トランジスタグラマーガール」
キュッキュッ
川 ゚ -゚)「ついでに、魔法が使えるように破邪の杖を持たせて」
シュッ
川 ゚ー゚)「できた!よし、パラメータ画面で確認しよう」
名前『オードリーヘップバーン』
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ ー゚)「う、うん。及第点かな」
川 ゚ -゚)「えーっと、こうして」
カチカチッ
川*゚ -゚)「できた!主人公とヒロインのパーティーだ!早速テストプレイしてみよう」
BGM<デデデデーン
J( 'ー`)し ('A`)
⊂( )⊃¶ ⊂( )⊃ / \ ∥ / \
川 ゚ -゚)「す、すごい!なんて美しいグラフィックなんだ!まるでパルスのファルシのルシがパージでコクーンだ!」
BGM<デデデデーン
テクテク
J( 'ー`)し ( 'A`)
( ⊃¶⊂ ( ⊃)⊃
≡//∥ //
テクテク
川 ゚ -゚)「うわ、オードリーが杖使わないと歩けないみたいなグラフィックになってしまった!これじゃ破邪じゃなくて補助だ」
テクテク
テクテク
J( 'ー`)し ( 'A`)
( ⊃¶⊂ ( ⊃)⊃ ≡//∥ //
テクテク
川 ゚ -゚)「マップが現代だから、病院かハローワークが目的地っぽく思える」
BGM<デデデデーン
テクテク
テクテク
J( 'ー`)し ( 'A`)
( ⊃¶⊂ ( ⊃)⊃ ≡//∥ //
テクテク
川 ゚ -゚)「BGMの運命がなんかもう悲壮感たっぷりだ……ん?」
【敵が現れた!】
ティンダロス伊差坂 オードリーヘップバーン
HP 20000 HP3
MP 50000 MP90
リハ´∀`ノゝ 从リ ゚д゚ノリ
女子高生A 女子高生B
どうしますか:ティンダロス伊差坂
ニア たたかう
とくぎ
ぼうぎょ
にげる
川 ゚ -゚)「ほうほう、戦闘画面は問題ないな。ドラクエっぽいフロントビューだ」
ティンダロス伊差坂 オードリーヘップバーン
HP 20000 HP3
MP 50000 MP90
リハ´∀`ノゝ 从リ ゚д゚ノリ
女子高生A 女子高生B
どうしますか:ティンダロス伊差坂
たたかう
ニア とくぎ
ぼうぎょ
にげる
川 ゚ -゚)「えーと、特技を選択して……スイッチオン!ポチっとな」
HP 20000 HP3
MP 50000 MP90
リハ´∀`ノゝ 从リ ゚д゚ノリ
女子高生A 女子高生B
どうしますか:ティンダロス伊差坂
_人人 人人_
とくぎ ニア > ほぐし水 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄
川;゚ -゚)ポチポチポチポチ ←必死にF12を押している
川;゚ -゚)「はぁはぁ……どうしてだ……どうして特技にさっき貰ったほぐし水が入ってるんだ……!?」
川 ゚ -゚)「こんな技、設定していないのに……」
川 ゚ -゚)「あれか、スパロボF完結編のセリフが原因か……いやいや落ち着け私、きっと、何かの間違い──」
ピンポーン
川;゚ -゚)ビクッ
川 ゚ -゚) ◎ ノゾキマド チェック
川 ゚ -゚)「い、いない……イタズラか?」
ピンポーン
川;゚ -゚)⊃「ひっ!!だ、誰だ!!」
ガチャ
('A`)「あ、すみません」
川 ゚ -゚)「てぃ、ティンダロス……!?何のようだ!?」
('A`)「いやぁ、一緒に住んでる人の紹介をするの忘れてて!ほら、あいさつしないと」
J( 'ー`)し「どうも、ドクオの母です」
川 ゚д゚)「オードリーヘップバーン!?」
J(*'ー`)し「あらあら、うふふ。お上手ね」
続いたらいいな
何もかもオリジナルである必要はないという原則に忠実
同志として支援
乙
マジで現実に反映されてないこれ?
RPGツクール…
RPG ツクール…
ツクール…
ツ クール…
( ゚д゚ )
J( 'ー`)し「せいぜい、現役引退したあとに週刊誌に載った山口百恵よね」
川 ゚ -゚)(なぜだ……なぜ、ゲームに登録したキャラクターが現実に……まさか、あのツールが?)
川 ゚ -゚)(いや、待て……可能性としてはありえる。たまたま、私の描いた絵が、たまたま、このちょっと変な家族と似ていただけだ)
川 ゚ ー゚)(たまたまだ。ティンティンだ。そうだ、チンコだ)
川 ゚ -゚)「あ、チンコっていいます」
('A` )
川 ゚ -゚)
('A`)
J( 'ー`)し「そう、チンコちゃんっていうのね。これからよろしくね」
J( >ー<)し「あら、いっけない☆私ったら、つい長話しちゃった」
('A`)「トーチャンに怒られるよ、戻ろう」
J( 'ー`)し「そうね。それじゃまたね」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「はい、また」←目上の人にはあんまり逆らえない
バタン
川 ゚ -゚)「……」
川;゚ -゚)「……」
川;゚д゚)「しまった……!私としたことが、つい考え事をしすぎて、大変なミスを犯してしまった……!」
川 ゚ -゚)「食べ物貰えばよかった」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「いかんいかん、色んなことがあって混乱してしまったがとにかく制作を続けるぞ」
川 ゚ -゚)(あんなことや、こんなこと……)
川 ゚ -゚)(うっひひひひひぃぃいいんいんいん)
川 ゚ -゚)⊃「た、試してみるか……三人目のキャラクターで」
カチカチッ
川 ゚ -゚)「最初は、敵サイドにいたけど、戦いを通してお互いを理解し、認め合う仲間」
川 ゚ -゚)「クールで強キャラ、それでいてイケメン……でも加入時には弱体化する、お約束」
川 ゚ -゚)「名前はテリ──いや、待てよ」
川 ゚ -゚)「確かにセオリーは大事だ。でもオリジナルだっている」
川 ゚ -゚)「だからといって、人類の根底に刻まれたゲームというイデアに刃向かうのは形而上学的にもよろしくない」
川 ゚ -゚)「ここは、孔子の言葉を思い出そう」
川 - -)
(-@∀@)「せんせー!彼女ってどうやってつくるのー?」
从'ー'从「彼氏はー?」
(’e’)「あぁ?マセガキども、クソして寝ろボケ」
(-@∀@)「教えてよー」从'ー'从
(‐e‐)「……ったく、しゃあねぇな。いいか、彼氏彼女なんてのはな、ようは人間と一緒だ」
(’e’)「そいつのことを思う気持ちってのを、伝える。小細工なんざいらねぇ、真っ直ぐにな」
(-@∀@)「そんなことしたら次の日ソッコーでツイッター回されるっつの」
(’e’)「……」
(’e’)「今のは昔の話だ。彼氏が欲しけりゃ抱きつけ。十中八九問題ない」
(’e’)「彼女が欲しけりゃ整形するか金で頬を叩け。わかったか」
(-@∀@)「おー!さすが先生だ!」从'ー'从
(’e’)「うわぁ~~~~~~」
―――
川 ゚ -゚)⊃「つまり、三人目のキャラは……」
ズッズズズズ
川 ゚ -゚)「クールで強キャラ……それでいてイケメン。漆黒の鎧を纏いし猛者」
ズゴゴゴバッ!シュッシュッ
川 ゚ ー゚)「糧を食らうため戦いに身を任せ、戦場を通してお互いを認め合う……オスッ!」
ジュバンドロギーーーン!!
カタカタッ ターン!
川;゚ー゚)「完成だっ……!天網恢恢疎にして漏らさず、己が信念に仇なすものは、たとえ天でもぶった斬る」
川 ゚ー゚)「その名も──」
/⌒ヽ
/__ヽ
/c >゚..゚<
/ ( ー― )
/ヽ ヽ(人)ヽ
| | |。王。ノ |
> ヽ_|王ノヽ_|
(_(ソノ(_)(ソノ
名前『クソゴリラ』
川*゚ー゚)「クソゴリラ!!」
川#゚ -゚)「ただのゴリラじゃねぇか!!」
川;゚ -゚)「はぁ……はぁ……」
川 ゚ -゚)「落ち着け、私……と、とにかく作りなお──」
ピンポーン
(゚- ゚ 川 ハッ!
川 ゚ -゚)(う、ウソだろ……いやいや、そんなバカな)
ピンポーン
川 ゚ -゚)「……」
ピンポンピンポーン
川 ゚ -゚)ドキドキ
≡川 ゚ -゚)ドキドキ
川 ゚ -゚)⊃「は、はい……」
ガチャ
川 ゚ -゚)「あれ、ティンダロス?ゴリラは?」
('A`)「え、なんですか、ゴリラって」
川 ゚ -゚)「……い、いやゴリラが来るかと」
('A`)「クーさんの家は外人以外にゴリラも来るんですか。すごい」
('A`)「ヒガシローランドゴリラですか?」
川 ゚ -゚)「用件はなんだ」
川 ゚ ー゚)(……ははーん、読めたぞ)
('∀`)「また家族なんですけどね、へへっ、自分が紹介されないからって拗ねてたんですよ」
川 ゚ -゚)(さっき来た息子、ティンダロス伊差坂)
( 'A`)「ほら、なに恥ずかしがってんだよ。挨拶しなよ」
川 ゚ -゚)(そして、母親のオードリーヘップバーン)
川 ゚ -゚)(つまり、今からこいつが紹介するのは、三人目のキャラクター。そう、父親だ!きっと、ゴリラみたいな顔か、ともすれば名前がクソゴ──)
('A`)「ペットです」
ξ゚◎゚)ξ「ウホッ」
川 ゚ -゚)「え」
('A`)「ペットです。名前はクソゴリラ」
ξ゚◎゚)ξ「ウッホ♪」
続いたらいいな
ペットの名前にクソゴリラとか愛情のかけらもねえだろ…
川 ゚ -゚)「あ、チンコっていいます」
ワロタ
('A`)「こらこら、クソゴリラ。そんなに興奮しちゃダメじゃないか」
川 ゚ -゚)(……)
('A`)「すみません、クーさん。
こいつ久しぶりに家族以外の人と会うもんで」
川 ゚ -゚)「あ、ああ。かまわないが……」
川 ゚ -゚)(……)
川 ゚ -゚)「すまない。聞きたいんだが」
ξ゚◎゚)ξ「うほほ、うほほ?」
川 ゚ -゚)「いや、君じゃなくて」
川 ゚ -゚)「それは──人間じゃないのか?」
('A`)「え?」
ξ;゚◎゚)ξ「──ムゥ!!」
川 ゚ -゚)「ど、どうみても金髪巻き毛のかわいらしい女の子に見えるんだが。ギャグボールみたいなのつけてるだけで」
ξ;;゚◎゚)ξ「ムムムウ!!」
('∀`)「ハハハ、クーさんは面白いなぁ。ペットですよ、人間なわけないじゃないですか」
('A`)「だから、ペットですって」
川 ゚ -゚)「なんの動物だ?」
('A`)「え……」
ξ;-◎-)ξ「ムウウウウウウウムッムムゥ!!」
('A`)「あ、じゃあヒガシローランドゴリラで」
('A`)「……クーさん」
川 ゚ -゚)「?」
( 'A`)「人には事情がある。そう、どれだけ笑っていても、心の中では泣いている人も居る」
川 ゚ -゚)「な、何を言って」
( -A-)「悲しい過去を背負った人間って、さ」
('A`)「ほら、どうしてかな」
('A` )「雨が──降ってるんだ」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「誰にも、言わないでくださいね。特にカーチャンとトーチャンには。心が、壊れてしまうから──」
川;゚ -゚)ゴクリ
( 'A`)「こいつは……クソゴリラは、捨てられてたんです」
川;゚ -゚)「な、なに……!?」
('A`)「突然の雨が降った、あの時」
(-A-)「そう……ある日のことでした」
人は孤独と共に生きる運命にある。
たとえ表面上は他人と触れ合っても、抱き合っても、分かり合えることなど無い。
そう思っていた。
(-@∀@)「でさ、叫びながら先生が落ちたんだよ」
从'ー'从「そうそう、ウケルよねー!」
('∀` )「なんだよそれ、ばっかでぇ!」
从'ー'从「カラオケ行かない?私、あれ歌いたーい」
(-@∀@)「お、もしかしてナベちゃんの十八番?洋楽だよな、かっけー!」
从'ー'从「うん!カールマイヤーの暗黒の日曜日!みんな死ねばいい!」
(-@∀@)「いいね!行こう!マルティネスドクオも来るよな?」
从'ー'从「マルティネスドクオも来るよね!?私、マルティネスドクオの消臭力の歌が聴きたいなぁ」
('A`)「──おう、任せろぃ!」
(-@∀@)从'ー'从アハハハハハ('A`)
(-@∀@) ア 从'ー'从
(-@∀@)「あ、おい」
从'ー'从「うん……」
('A`)「どうした……あ」
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
/ξ゚⊿゚)ξ/\
/| ̄∪ ̄∪| \/
| ペット | /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(-@∀@)「歌がうっるさいなぁ、こんなところにペット捨ててよぉ」
決して、誰の心にも留まらず。
从'ー'从「ホント、ペットは責任もって飼わないとねー!」
言葉で蹴られて、それまでの存在。
('A`)「……」
(-@∀@)「さっさと行こうぜ、爆裂ティンティン丸!俺、今日はカラオケで般若心経歌うんだからさ!」
从'ー'从「わぁアサピー君、チョー舎利子!Bメロの色不異空空不異色早く聞きたーい☆」
从'ー'从「あんなのに懐かれたら面倒よ、早く行こう爆裂ティンティン丸」
('A` )「あ、うん」
(@∀@-)从'ー'从タッタッタッタ('A` )
('A`)(……)
そんな、ただの石ころに。
('A`)「二人ともごめん。僕、今日、鳥居みゆきのヒットエンドラーンのモノマネ塾があるんだ」
(-@∀@)「えっ、マジかよ。塾ならしゃあねぇな」
从'ー'从「ざーんねーん!でも仕方ないよね」
('∀`)「ホントごめん。ちょっと詰まっててさ。また誘ってよ」
(-@∀@)「おう、またな!チンカス!」
从'ー'从「またね!チンカス!」
('∀`)「ああ、また」
何の魅力も、感じたことがないのに。
('A`)(まずいな……雨が降ってきた。これじゃ今日は室内での練習だから、準備運動しながら行こう)
≡( 'A`)ヒットエンドラーン!
≡( 'A`)ヒットエンドラーン!
( 'A`)(あ……!)
ミンナドコヘイッーター ミオクラレルコトモナクー
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
/ξ゚⊿゚)ξ/\
/| ̄∪ ̄∪| \/
| ペット | /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ただ、その日に限っては。
( 'A`)⊃スッξ゚⊿゚)ξ
('A`)ギュ
⊃ξ゚⊿゚)ξ ⊂
──雨が、降ってたから。
チジョウニアルホシーハ!
ξ;゚⊿゚)ξ
ダレモオボエテイナイー!
ヒトハァァァァァソォラァバァカリィィミィィテルルゥゥゥ
(-A-)
⊃ξ-⊿-)ξ⊂
(-A-)「僕も、本当は──」
('∀`)「中島みゆきを、歌いたいんだ」
──空を、見上げて。
───
川 ゚ -゚)「……なぁ、ひとつ確認したい」
('A`)「わかれうたが一番好きですが」
川 ゚ -゚)「マイフェイバリット中島みゆきじゃねぇよ」
('A`)「もう、何回言ったらわかるんですか。こいつはペットですって」
( 'A`)⊃「なぁクソゴリラ!」バシッ
ξ゚⊿゚)ξポロッ〃◎
ξ゚⊿゚)ξゴホッ ゴホッ
ξ;゚⊿゚)ξ「ゴホッ!た、助けてください!!私は津出レイ!この男に監禁され」
(゚A゚)「黙れ!!メスブタ!!」
ドゴォ!
ξ;⊿;)ξアウゥッ!!
支援
('A`)
ξ-⊿-)ξゥゥゥ
( 'A`)⊃カポッξ-◎-)ξ
ξ;-◎゚)ξムッムッゥ!
('A`)「ごめんなさい、ちょっと興奮しちゃって」
川 ゚ -゚)「いや、いやいやいや。今、喋ったよね。日本語喋ったよね。どちらかというと緊急事態のそれを口走ったよね」
ξ;゚◎゚)ξ「う……ウホ」
川 ゚ -゚)「しかもメスブタとか言ってたよね。今更ウホとか言われても、もうクソゴリラも関係ないよね。ペットって倫理的に愛でちゃいけないペットの方だよね」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「……ギャグボールを外せ、ティンダロス。もうタネは割れてる」
('A`)「だからギャグボールじゃないですって」
(゚A゚)「クッキーですよ!!」
('A`)「クッキーですよ!さくさくの」
川 ゚ -゚)「クッキー……クッキーか」
グゥゥ
川 ゚ -゚)(……腹減った……)
川*゚ -゚)「な、なに!?良いのか!?」
('A`)「はい。ただ……」
ξ;◎;)ξ「ムムゥ!!(助けて!!)」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ ー゚)「背に腹は代えられん。わかった。口についたそれはクッキーで、そいつはティンダロスのペットのクソゴリラだな」
ξ#゚◎゚)ξ「ムゥウウ!!ムゥ!!」
川 ゚ー゚)「改めてよろしくな、クソゴリラ。私はクーだ」
川 ゚ -゚)「ご主人様の言うことをちゃんと聞くんだぞ?」
ξ#`◎')ξ「ムゥウウウウウウウウ!!!」
('A`)「おい、クソゴリラ。ちゃんと返事しないか」
ξ ◎ )ξ「…………ウホ」
川 ゚ -゚)「ああ、待ってる」
バタン
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「チンコ?」
続いたらいいな
謎のテンポ感にただただ笑う
ツン助けねーのかよ!
乙乙
川 ゚ -゚)「全く、最近の若いモンは……」
川 ゚ -゚)「まぁ、食べ物を恵んでくれるという優しさだけは認めてやってもいい」
川 ゚ -゚)「さて、本題のゲーム制作だが……」
川 ゚ -゚)ジィ □←パソコン
川 ゚ -゚)「これは、もう、まず間違いなくこいつのせいだな」
川 ゚ -゚)「不可解な出来事が起こってるんだ。冷静に現状を見極めて客観的な意見を書き出すぞ」
キュッキュッ
川 ゚ -゚)「ふぅ……箇条書きにしてみたが、どうだろう。ちょっと確認しよう」
→言わずと知れたぜいたく品の一つ。ソースはデミグラスが妥当か。
ナイフを入れたときの肉汁がバシャァって出るところが最高。
ただし、外科手術の練習にはステーキに一歩及ばない。今後に期待。暫定一位
・ラーメン
→もはや人類が生み出した至高の食品といっても過言ではない。
また、カップラーメンにおいてもその魅力は、かのあ○ま山荘事件にて、機動隊員が咀嚼する映像が流れ、国民を震撼させた。
カップラーメンの投擲による山荘破壊映像などはあまりにも衝撃。暫定一位。
・カレーライス
→その自由奔放なイートスタイルは、国民のハートをわしづかみ。
混ぜて良し、分けて良し、真ん中に丸を作って、ルーを流し込むドーナツ型にするもよし。
極めつけは、トッピング。王道の福神漬けか、ルーキーのチーズか。無くても問題ない。
そして、安易な下ネタに走ってはいけない。暫定一位。
・ストロベリーパイ
→トーロケールストリベリパーイ! 1990年7月25日にOVA化され、緑山高校~甲子園編~で起用。暫定一位。
川 ゚ -゚)「って違う!!これは私が食べたいものランキングじゃないか」
川;゚ -゚)「ダメだダメだ。やっぱりお腹すいた。頭が回らん」
川 ゚ -゚)「そうだ!新しいキャラクターを作るとそいつがウチに訪ねてくるなら」
川 ゚ ー゚)「作ったらティンダロス来るんじゃないか、食べ物持って」
川 ゚ -゚)「よし、早く作ろう。待ってろよ、よそのお母さんが作った食べ物」
川 ゚ -゚)「私は、一般家庭に御呼ばれしたときに出た料理を写真に撮って適当な食べログに載せる。星二つくらいでな」
川 ゚ ー゚)「それくらいの気概がある……いける、描くんだ」
川 ゚ -゚)「……四人目のキャラクターだが……」
川 ゚ -゚)「これは、実はかなり難しい。きっと、全国のクリエーターが頭を悩ませたに違いない」
川 ゚ -゚)「なぜなら、実際のところ三人も仲間がいれば十分なんだ」
川 ゚ -゚)「オールマイティな勇者・回復も出来る魔法使い・なんか強い剣士」
川 ゚ -゚)「ヒーロー・ウィザード・やまと」
川 ゚ -゚)「ディンダロス伊差坂・オードリーヘップバーン・クソゴリラ」
川 ゚ー゚)「なっ?」
川 ゚ -゚)「キャラ付けはまぁ、出来てる。こういう杓子定規なメンツを導く先生役だ」
川 ゚ -゚)「進行も楽になるし、話に深みが出るだろう」
川 ゚ -゚)「ただなぁ……そもそもどういう姿で、どういうキャラクターなのかっていうのが閃かんよな」
ξ゚◎゚)ξ
ξ゚◎゚)ξ<助けて!私は津出レイ!この男に監禁され
川 ゚ -゚)「ペット一匹」
川 ゚ -゚)「この場合、ちょうど良い配分だからフィフティフィフティも出来ないし、焦って人外を投入するのは愚の骨頂な気がする」
川 ゚ -゚)「もし、このパーティーに小保方が加入──」
川 ゚ -゚)「いや、ない。野々村に──違う」
川 ゚ -゚)「くそっ、あまりの空腹に頭が回らない。これじゃ売るどころか完成すらできない」
川 ゚ -゚)「エターなってしまう」
川;゚ -゚)「どうすればいいんだ……どうすれば」
シュワワワーン ( д )……クー……
川 ゚ -゚)「!?」
川 ゚ -゚)「亡霊か!ファブリーズあったかな」
( ゚д゚ )私はあなたのおばあちゃん、ミルナよ
川 ゚ -゚)「ミ、ミルナばあちゃん……か?私はいつの間にかあの世にテレフォンを使ったのか」
川 ゚ -゚)「……」
( ゚д゚ )ふふ、誰に似たのかしらね。でも、たまには人を頼りなさい
( ゚д゚ )あなたに知恵を授けます、私の力を使って
川 ゚ -゚)「ばあちゃん……」
川 ゚ -゚)⊃Γ<プシュー ∴:.д゚ )アァァァギャアアアアアア!!!!
川 ゚ -゚)「ファブリーズすげぇ。部屋がいいにおいになった」
川 ゚ -゚)「これなら、なんか不都合起こったら幽霊だからってことでごまかせる!」
川 ゚ -゚)「そうと決まればさっそく描くぞ!!」
カキカキッ
ズン ズンズン ズンドコ
川 ゚ -゚)「姿は、ぼかしとけばあとあと使いやすいからこうして……」
ズズズーン!
川 ゚ -゚)「強さは、成長曲線をこうやっていじって」
シュイーーーーン
川 ゚ -゚)「ふぅ」
川 ゚ -゚)「悲しい記憶?荒んだ歴史?そんなものは関係ない」
川 ゚ ー゚)「あるのは今……今、どう思うかが大事」
川 ゚ー゚)「そう、冒険は始まってるんだ」
川 ゚ -゚)「さぁ!後は名前を入力して──と」
川 ゚ -゚)「薄っぺらい存在だからこそ為せる、主人公達への説教役が完成したぞ!」
川 ゚ -゚)「その名も」
__:.・._
\@@@@/
\__/
 ̄ ̄
名前『ハムエッグサンド』
川 ゚ー゚)「ハムエッグサンド!!」
川#゚ -゚)「ラーメンじゃねぇか!!」
川 ゚ -゚)「確かに明確な性別も、背負った過去もないし、まぁ食物だから薄っぺらいっちゃ薄っぺらいけど」
川 ゚ -゚)「先生って感じは……ん」
川 ゚ -゚)「ま、待てよ……食物?」
川 ゚ -゚)「ということは……どうせティンダロスがこの世の物とは思えない食べ物を持ってきて私に食わせるとか、そういうあれじゃなくて」
川 ゚ -゚)「ラーメンを……持ってくる!!!」
川*^ -^)パァァ「き、来た……!」
≡≡≡川 ^ -^)「はいはーい!今行きまーす」ダッシュ!
ガチャ
川 ゚ -゚)「あれ?いないだと……?」
川 ゚ -゚)⊃□「ん?なんだ、メモが落ちてる」
川 ゚ー゚)「ふふ、ティンダロスの奴、少女監禁してるけど、かわいいところもあるじゃないか」
[だから、入り口ドアに備え付けられてるポストに入れておきました。速めに食べてください]
川*゚ -゚)「おおっ!うっひょう!ついに、ついに固形物が食べられ──」
川 ゚ -゚)「ポスト?」
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
川 ゚ -゚)「ラーメンが……ポストに……」
川 ゚ -゚)「期待のあまり、ドアを開けるとき確認すらしてなかった……汁も落ちてるし、ぐちゃぐちゃだ」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「た、べられる。よな」
川 ゚ -゚)(私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人私は美人)
川 ゚ ー゚)キリッ
川 ゚ ー゚)「いける、いけるさ私。人間としての尊厳で腹は膨れん。かわいいから許される」
川 ゚ -゚)⊃「天と地の恵みに感謝して……いただきま」
川 ゚ -゚)⊃〃スカッ
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)≡⊃スカッ〃 スカッ
川 ゚ -゚)「……」
川 - )「ああ……」
川 ゚ -゚)「幽霊だもんな。すり抜けるわ、そりゃ」
続いたらいいな
乙
幽霊ラーメンwwwwww
川 ゚ -゚) クー
ある日、ゲームを作ろうと決意するが、ダウンロードした制作ソフトが引き起こす恠恠奇奇に見舞われる
( ^ω^) お隣さん
クーにコーヒードリップを渡した命の恩人
('A`) ドクオ
(ティンダロス伊差坂)
クーのすむマンションの上の階に引っ越してきた青年。冷静沈着かつ、利発的思考の持ち主
J( 'ー`)しカーチャン
(オードリーヘップバーン)
ドクオの母親。現役引退した山口百恵に似ていると評判
ξ゚◎゚)ξ津出レイ(クソゴリラ)
ドクオに監禁されギャグボールを付けさせられている金髪美少女であり、ドクオのペット
(’e’) 先生
クーが孔子の言葉を思い出すときに出てきた人物
(-@∀@) アサピー
ドクオの友達
从'ー'从 ナベちゃん
アサピーの友達
( ゚д゚ ) ミルナ
クーのおばあちゃん。ファブリーズで消された
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ハムエッグサンド
ドクオが持ってきた食料。クーの家のドアに備え付けられているポストへ入れたため、こぼれた。幽霊だから触れないラーメン
川 ゚ -゚)「これじゃ、食べられないよな」
川 ゚ -゚) 「そうさ、オイラは実在しない存在」
川 ゚ -゚)「ラーメンの姿をした幽霊なのさ」
川 ゚ -゚)「なのさ」
川 ゚ -゚)なのさ
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
川 ゚ -゚)「アテレコをしても、現状は変わらないな」
川 ゚ -゚)「しかし、汚い。どうやって処理しよう」
川 ゚ -゚)「なにか……幽霊を消す道具があればいいんだが」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「そんなものあるわけないし、ま、いっか」
川 ゚ -゚)「世界だって滅びてもいい」
川 ゚ -゚)「それくらい、ラーメンが食べたくなってきた」
川 ゚ -゚)「はぁ……こう、あれか。恋ってしたことないけど、こういう気持ちなのか」
川 ゚ -゚)「ああ、愛しの君。私がどれだけあなたのことを想っているか知ってる?」
川 ゚ -゚)「ねぇ、答えてよ。ねぇってば!」
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「わかった。私、脱ぐ」
川 ゚ -゚)ヌギヌギ
川 ゚ -゚)「まだ……恥ずかしいから、下着はつけさせてね」
川 ゚ -゚)←半裸
川 ゚ -゚)「──これが、私の気持ち」
\川 ゚ -゚)/「さぁ!!はじめましょう!!中国四千年の歴史を!!」
('A`)「あ、クーさん」
\川 ゚ -゚)/
('A`)
\川 ゚ -゚)/「てぃ、ティンダロス」
('A`)「何、してるんですか」
\川 ゚ -゚)/「こ、コロンビアの練習」
川 ゚ -゚)「いや、食べられない」
スッ( 'A`)⊃【◎】←富士フィルム X10「なんでですか?しょうゆのほうがよかったですか?」
川 ゚ -゚)「そうじゃないんだ」
( 'A`)⊃パシャパシャ【◎】「そうですか、ところで」
パシャパシャ川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ああ、さっき除霊したからな」
( 'A`)⊃【◎】パシャパシャ「除霊ですか。外国人や、ゴリラのほかに幽霊まで来るんですね。こわい」
川 ゚ -゚)「で、なんのようだ?」
( 'A`)⊃【◎】
( 'A`)
( 'A`)ゴソゴソ
( 'A`)⊃♀←ソニー ハンディカム HDR-PJ540
( 'A`)⊃♀ジーーー「いや、ちゃんと食べられたかなって心配になって」
( 'A`)⊃♀ジーーー「ごめんなさい、そういう意味じゃなくて、味は大丈夫だったかなと」
川 ゚ ー゚)「なんだ、そういうことか。食べてないけどうまそうだったぞ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「そうですか、それはよかった」
川 ゚ー゚)「ふっ、お前は見かけによらず良い奴だな」
( 'A`)⊃♀ジーーー「そんな、困っている時はお互い様ですよ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「……どうしたんですか?」
川 ゚ -゚)「……いや、なにか……とても重要なことに気づきそうなんだ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「へぇ、でも気づかないでもいいんじゃないですか?」
川 ゚ -゚)「む、そうか?」
( '∀`)⊃♀ジーーー「ありのままでいいんですよ、ありのままで」
川:゚ -゚)「むむむ──」
|
\ _ /
_ (m) _
目 ピコーン
/ `′ \
川 ゚ -゚)
ノ( )ヽ
< >
川:゚ -゚)「そうだ!!私――」
(:'A`)⊃"♀ジーーー「チッ!」
( 'A`)⊃♀ジーーー
川 ゚ -゚)
( 'A`)⊃♀ジーーー「脅かさないでください、ブレちゃったじゃないですか。学校ですか。大学生なんですか」
川 ゚ -゚)「いや、高校二年生だ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「でも、一人暮らしなんですね」
川 ゚ -゚)「パパとママは死んだ」
( 'A`)⊃♀ジーーー「チャァンス」
川 ゚ -゚)「ん?」
( 'A`)⊃♀ジーーー「いえ、心中お察しします」
( 'A`)⊃♀ジーーー「残念ですが、仕方ありませんね。また」
川 ゚ー゚)「おう!またな」
( 'A`)⊃♀ジーーー
バタン
川 ゚ -゚)「ねーちゃんはもう着いてるかな、とりあえず着替えを……」
川 ゚ -゚) [(゚- ゚ 川]←姿見
川 ゚ -゚)「……」
川:゚ -゚)「……あ」
川 //-/)「………私としたことが、恥ずかしい」
川*゚ -゚)「靴下裏返しに履いてた」
続いたらいいな
面白い
今一番楽しみにしている現行
そしてドクオがどこまでゲスなのか先が気になる
応援してる
サーセンファミリーソンK
( ^^ω)「いらっしゃいませー!」
( ^^ω)(俺の名はマルタニスムは瀬川。あだ名はスピードスターか、マルちゃん)
( ^^ω)「はい、ありがとうございましたー!」
( ^^ω)(私立葛秤(クズバカリ)高校の2年A組)
( ^^ω)(学費を稼ぐために早朝アルバイトをしてる)
( ^^ω)(この人は早朝の時間帯の相方)
( ^^ω)(年齢37歳。不景気でリストラに遭い、奥さんと子供さんに逃げられた苦労人)
( ^^ω)(名前は忘れた)
( ^^ω)「はい」
( ^^ω)「いらっしゃいませー!」
( ^^ω)(この時間帯のお客さんは、だいたい、サラリーマンや土方の兄ちゃん、あと……)
デサー
マジウケルンダケド ヤバクナーイ
( ^^ω)(俺の通う学校が近いから、高校生もたくさん来る)
(*゚∀゚)ガンバレヨ シィチャン
( ^^ω)(で、まぁ、同い年だけどアルバイトしてると何かと大人っぽく見えるわけで……)
(*゚ー゚)ドキドキ
( ^^ω)「いらっしゃいませ。温めますか?」
(*゚ー゚)「あ、いいです。えっと……」
(*>ー<)⊃[連絡先]「これ、私の連絡先なんですけど、受け取ってください!!」
( ^^ω)⊃「あ、ありがと。えっと……」
(*゚ー゚)「しぃって言います!は瀬川先輩!」
( ^^ω)「そっか。また連絡するね、はい、250円のお返しです」
( ^^ω)⊃ギュ⊂(゚ー゚*)
≡≡(*゚ρ゚)カナッシミノルフッラーン!!
≡(*゚∀゚)チョット シィチャン マッテヨ!
( ^^ω)「ありがとうございましたー」
( ^^ω)(やれやれ。やれやれ、やれやれ)
( ^^ω)「いえ、違うっす。あ、フフフンさん」
( l v l)「え」
( ^^ω)「え」
( l v l)「えっと、マルちゃん。俺らコンビ組んでもう半年だよね」
( ^^ω)「はい。いつも助けられてます」
( l v l)「俺の名前──」
( ^^ω)「いらっしゃいませー!」
(l v l )「あ、らっしゃいませー」
( l v l)「で、俺の」
( ^^ω)「あ、ふにゅにゅんさん」
( ^^ω)⊃[連絡先]「これ、捨てといてもらっていいすか。ゴミなんで」
( l v l)⊃「わかったよ」
( ^^ω)(だいたい、だ。こうやって接客業をやってわかったことがあるんだけど)
( ^^ω)(学生がうっとおしい。金出すのもたつくし、ちゃんと喋らないし)
( ^^ω)(お前ら、のほほんとしすぎなんだよ。こちとら、学校行くのに金稼がないといけないのにさ)
( ^^ω)(そんな奴の連絡先なんて、貰っても嬉しくないっつーの)
( ^^ω)「はぁ……あ、いらっしゃいま」
キラキラ+川 ゚ -゚)+キラキラ
(* ^^ω)(く、クーさん!)
( ^^ω)(そして……俺の憧れ……いや、マジ恋の人)
( ^^ω)(いつも学校じゃ話さないし、レジでしか会話はないけど、もう、それだけでも満足)
( ^^ω)(あんまり好きだから、ちょっと会計するとき焦っちゃうけど……今日も来てくれて嬉しいな)
≡川 ゚ -゚)⊃†
( ^^ω)(おっと、レジにいかないと)
( ^^ω)「い、いらっしゃいませ。こちら温めますか?」
川 ゚ -゚)「ん、君はうまい棒を温めるタイプの人間か」
( ^^ω)「え……あっ!?」
(: ^^ω)(しまった、うまい棒だった……!!パンに見えたからつい)
( ^^ω)(あ、謝らないと!)
川 ゚ -゚)「いや、構わない。うまい棒……」
川 ゚ ー゚)「温めてみようか、そのレンジで」
( ^^ω)「えっ……」
川 ゚ -゚)「私も、つい先ほどまで制作業務を行っていたのだが、なかなかうまくいかなくてね」
川 ゚ー゚)「いつもありがとうな、マルタニスム。君の素早い仕事は見ていて気持ちがいい」
( ^^ω)「く、クーさん……」
川 ゚ -゚)「さ、温めてくれ、うまい棒を」
( ^^ω)「はい……!!」
( ^^ω)⊃ガチャ[ ]
( ^^ω)⊃スッ[†]
( ^^ω)バタン[■]
( ^^ω)ブーーーーン[■]
( ^^ω)バゴォオオオオオン[■]
( ^^ω)チーン![■]
( ^^ω)⊃ガチャ[†]
( ^^ω)⊃†アツ
川 ゚ -゚)⊃「うむ」
川 ゚ -゚)⊃†アツ
川 ゚ -゚)「ありがとう、マルタニスム。また学校で会おう」
( ^^ω)「は、はいっ!ありがとうございました!」
(* ^^ω)(行ってしまった……なんて……広い心の持ち主なんだろう、クーさん。マジかわいい、マジ惚れる)
( ^^ω)ムラムラ(……)
( l v l)「あ、電子レンジがすごいことになってる!マルちゃん、どうしたの!?」
( ^^ω)「ロンリーウルフさん。俺、トイレ掃除行ってきます」
≡( ^^ω)
( l v l)「……うぁ、なに温めたらこうなるんだろ。思いっきり破裂してるじゃん」
( l v l)「はぁ……とりあえず拭こう」
(0゚^^ω)テカテカ「アクセラレーターさん、お待たせしました」
(l v l )「え、もう終わったの?」
(0゚^^ω)テカテカ「はいっ!すっきりしましたよ」
(0゚^^ω)テカテカ「いらっしゃいませー!」
( l v l)
(0゚^^ω)テカテカ(さぁ、今日も元気にいくぞぉ!!)
続いたらいいな
≡川 ゚†゚)シュコー シュコー
≡川 ゚†゚)(遅刻遅刻~!)
私の名前は素直クー。
私立葛秤高校2年A組で、生徒会副会長を務めている。
親が死んだから自分で生計をたてて一人暮らし。
いつもは始業開始30分前には着席しているのだが……朝方にダウンロードした制作ツールをいじっていたら、新しく引っ越してきた人とすっかり話し込んでしまった。
朝ごはんも食べていない。
出かける前に、ティンダロスから貰ったほぐし水を沸かして、半分飲んだから大丈夫だとは思うが……
≡川 ゚†゚)シュコー シュコー
うまい棒を口に咥えて走る。コナゴナで熱いが、なんとか咥える。
≡川 ゚†゚)シュコー シュコー
まずいぞ、口元が湿ってきた。あと、なんかうんこしたくなってきた。そういえばトイレにも行ってなかったな。
川 ゚†゚)(でも、間に合う!トイレだって余裕さ!)
あとは、そこの曲がり角を──
≡川 ゚( )≡ゴッチーーーン!!
川 ゚д゚)ブハァッ!〃†
やった、口元が湿らなくった。
あーでも、今のでうんこしたいレベルが急上昇した。
エマージェンシー、P4レベルだ。
( )「だ、大丈夫ですか!?」
キラキラ
( ・∀・)「怪我は、ありませんか?」
キラキラ
川 ゚ -゚)ハッ
川*゚ -゚)(うんこが引っ込んだ……なんだ、このトキメキは……!?)
( ・∀・)「あれ、その制服……って、それより大丈夫?ごめん、ちゃんと前を見てなくて」
川 ゚ -゚)「い、いや。気にするな。あ……」
∴:.,∴
うまい棒が……
うまい棒が歩道から公道へ吹っ飛んでしまった。
( ・∀・)「あれは……うまい棒?」
川 ゚ -゚)「ほう、目がいいんだな」
( ・∀・)「ああ。両目ともに2.0だよ」
川 ゚ -゚)「そうか……」
帰ってきたらこの貰った箸に名前を書いて墓をつくって丁重に弔ってやる。
( ・∀・)「……」
≡( ・∀・)ダッ
川;゚ -゚)「あ、おい!何するつもりだ!?」
なんと、奴は公道に出てコナゴナになったうまい棒をかき集めているじゃないか。馬鹿か。
( ・∀・)⊃「僕のせいっていうのもあるけど……」
( ‐∀・)⊃「食べ物を、粗末にしちゃいけないだろ?」
川*゚ -゚)ドキッ
川 ゚ -゚)(不整脈か)
( ・∀・)
⊃∴,:..⊂「よしっ、集まった」
r・|・|――┐ ・r―― ヽ・ ・
L.!・!_ _ Li__ \・
・ ・ ・._|・|( ゚∀゚)・||____ ・ \_ ・ ・(~ヽ ..・.・
(_|・|/ /つ⌒ヽ ・i \) ・/⌒ヾ・.\\_ :・:∵:・
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"'''・-・..,, 人 /⌒ヾ /・\\ ̄ヽ∴: ゲハァッ・
_ \_/⌒ヽ________/⌒ヽ ・て / ノテ-ヽ( Д )二二つ ・
・ヽ ・_ノ・r―――─―――┐ _ノ ドカッ/・/ /  ̄ ・
・ | ____|・三三三三三三三.|__l__ ・/ / | |・
|・._|--[_______________] / __) ノ )・
ノ.| | ===========[___]=======' ・ー' ・し'・
ヽ_ノ_ノ ヽ__ノ_ノ・
∥ |||∥|∥
∥|∥∥∥ |
∩
__n|`<⌒つ
/・ ヽ Y
)l・∥∩ / そ
Σ \___/ (
⌒ヽ/V⌒v⌒
ビダァァァン!!!!
川;゚ -゚)「……」
やばい、今のは本気でびっくりした。びっくりしてまたお腹が痛くなってきた。第二波が襲い掛かってきた。
(メメ・∀・メ)スクッ
(メメ・∀・メ)⊃∴ドロドロ「ご……ごめん、これだけしか、集まらなかった」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ ー゚)フッ
それを差し出す笑顔の男。
綺麗な指にはめられた、小ぶりで、でも似合ってる指輪も、真赤に染まって……
──それが、私とこいつの
川 ゚ ー゚)⊃∴⊂(メ・∀・メメ)
──初めての出会いだった。
川 ゚ -゚)「あっ!!そうだった!うんこしないと!!」
(:メメ・∀・メ)「うんこ!?」
突然の出来事に目的を忘れていた。できるだけ早く着いてトイレにいかなければ。
やばい、P5レベルだ。叫びたくなるほどに腹が痛い。
落ち着け、瀬戸内寂聴を思い浮かべるんだ。
(メメ・∀・メ)「ま、待って!君の名前は!?」
川 ゚ -゚)「瀬戸内寂聴瀬戸内寂聴瀬戸内寂聴……」
(メメ・∀・メ)「えっ」
(゚- ゚ 川「すまない、私はいかなければいけない。さらばだ」
セトウチジャクチョウ セトウチジャクチョウ(゚- ゚ 川≡
(メメ・∀・メ)「瀬戸内寂聴さん、か」
ガヤガヤ
ガヤガヤ
川 ゚ -゚)(なんとか間にあった。もちろん、トイレも済ませた)
川 ゚ー゚)(万全だ。今日も頑張ろう)
ガララララ
(´・ω・`)「おーい、席につけー。ホームルームはじめるぞー」
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
ガタガタ
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
「「「おはようございます!」」」
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
ガタガタ
(´・ω・`)「男子は筋肉質!」
(´・ω・`)「女子は豊満!」
(´・ω・`)「健康にすごせよ!」
(´・ω・`)「さて、早速だが今日は転入生を紹介する!」
ザワザワ
ザワザワ
(´・ω・`)「入りたまえ!」
(メメ・∀・メ)「はじめまして、隣町から来ました雨宮モララーっていいます。モララーって呼んで下さい」
ザワザワ
カッコイイ! ソウカ? チマミレジャン ヌーゲ ヌーゲ
ザワザワ
ガタン!!
川 ゚ -゚)「お、お前は……さっきの!」
(´・ω・`)「おっ、雨宮は素直と知り合いか。ならちょうどいい、隣の席な」
川 ゚ -゚)「……」
(メメ^∀^メ)「よろしくね」
川 ゚ -゚)「さっきはすまなかったな。私は素直クー。クーと呼んでくれ。よろしく」
(メメ・∀・メ)「瀬戸内寂聴素直クーさんか、わかった、僕はモララーって呼んでね」
川 ゚ ー゚)フフ
(メメ・∀・メ)「?」
川*゚ ー゚)「いや、なんでもない」
从´ヮ`从ト「次の時間、ショボン先生の授業だよ」
イ从゚ ー゚ノi、「ほんと?いやだねー」
从´ヮ`从ト「うん。ホント、最悪。私先週ノートとってたら後ろから胸を思いっきり揉まれながらうなじ舐められたよ」
从´ヮ`从ト「すっごい笑顔だった」
从´ヮ`从ト「マジで?」
イ从゚ ー゚ノi、「一時間しんどかったよ、でも笑顔じゃなかった。なんか苦悶を感じてた。満足そうだったけど」
从´ヮ`从ト「はぁ、憂鬱だなぁ」イ从゚ ー゚ノi、
从´ヮ`从ト ハッ! イ从゚ -゚ノi、
从´ヮ`从ト≡ササッ≡イ从゚ -゚ノi、
ゴゴゴ川 ゚ 々゚)ゴゴゴゴ
从:´ヮ`从トヒソヒソ(クルゥさんだ……伝説のギコ番長を殺したクルゥさんだ)
イ从:゚ -゚ノi、ヒソヒソ(副会長のクーちゃんのお姉さんだよね……妹はあんなにいい娘なのに……いこ、いこっ!)
タッタッタ
川 ゚ 々゚)(……)
二年前
(゜3゜)「ギコさん、今日のパー券の売り上げっす」
(,,゚Д゚)「足りねぇな、おい」
<_プー゚)フ「へい」
(,,゚Д゚)「こいつシメろ」
(゜3゜)「えっ……そんな、俺ちゃんとや」
<_プー゚)フ≡⊃ボコボコ(゜3゜)ギャアア
<_プー゚)フ「へい」
(,,゚Д゚)「なんか面白いことねぇのかよ」
<_プー゚)フ「そういえば1年B組のハロー先生が、学校の花壇でケシの花を育ててるって話が」
(,,゚Д゚)「おう、クスリか。案内しろ」
<_プー゚)フ「へい」
ハハ ロ -ロ)ハ「オー、マイドリーム!デリシャス!」
川 ゚ 々゚)「先生。お花にお水をあげました」←素直クルゥ 当時高校一年生
ハハ ロ -ロ)ハ「ヘィ、ユー、ビッグマネー!オーケー?」
川 ゚ 々゚)「はぁ……でも、花っていいですね」
川 ^ 々^)「心が洗われます」
ハハ ロ∀ロ)ハ「ビィッグ、マネーーー!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「オーケー?」
(,,゚Д゚)「おう、邪魔すんぞ」<_プー゚)フ
ハハ:ロ -ロ)ハ「フワッツ!?」
川:゚ 々゚)(あ、恐い先輩方だ……)
ハハ ロ -ロ)ハ「フワッツ、ドゥ、ユー、ミーン?どういうイミですか?」
(,,゚Д゚)σ「そこにある花……麻薬だろ」
ハハ ロ -ロ)ハ「!!」
川 ゚ 々゚)「見てくださいよ、この真赤に咲くきれいなお花!これが麻薬だなんて……」
<_プー゚)フ⊃「ギコさん、こいつはハカマオニゲシですぜ」
(,,゚Д゚)「なんだそりゃ」
<_プー゚)フ「葉っぱは濃い緑で、初夏に深紅色の花を茎頂に一つ付けやす」
<_プー゚)フ「花は大きくて10センチ、花びらは4~6枚程度で深紅色で基部に黒紫色の斑点がありやす」
<_プー゚)フ「オニゲシと混合されがちだが、間違いねぇ、こいつはハカマオニゲシだ」
(,,゚Д゚)「そうか。でかした」
<_プー゚)フ「どうしやす?」
(,,゚Д゚)「んなもん、奪うに決まってんだろ」
<_プー゚)フ「へ、さすがギコさんだ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ノー!!ノー!!私のビッグマネー!!」
(,,゚Д゚)≡⊃「うるせぇ!」
バゴォ
川:゚ 々゚)「先生!!」
(,,゚Д゚)「そこをどけ、一年」
川 ゚ 々゚)「……」
(,,゚Д゚)「それとも……お前も売ってやろうか?」
川 ゚ 々゚)「守る……」
(,,゚Д゚)「ああん?」
川 ゚ 々゚)「私は、先生の花壇を守る!そんなでたらめにはのりません!!」
(,,`Д')「上等だ。女だからって手加減しねぇぞ!!」
川 ゚ 々゚)⊃∥←園芸ハサミ
川 ゚ 々゚)⊃=グサッ(゚Д゚,,)
(,, Д )「う、うう」
バタッ
≡<_プд゚)フ「ギコさん!!」
不覚にもワロい転げた
川 ゚ 々゚)⊃=グサッ<_プд゚)フ
<_ д )フ「う、うう」
バタッ
川 ゚ 々゚)「はぁ……はぁ……」
川 ゚ 々゚)(ゆ、夢だ。これは、夢。そう、私は夢。ゆめゆめゆめ)
≡≡≡川 ゚ 々゚)「あああああああーーーー!!!」
ハハ ロ -ロ)ハ ……ン ムゥ
ハハ ロ -ロ)ハ「アレ、なにがオコッタノデスカ?アウトローは?」
ハハ ロ -ロ)ハ チラッ
ハハ ロ -ロ)ハ⊃∥「オーちょうどいいところにウェポンが!」
ハハ ロ ーロ)ハ「しかもエネミーはダウンしている!」
ハハ ロ -ロ)ハ⊃=ザクッザクッ
ハハ ロ∀ロ)ハ「死ね!私のビッグマネーを奪う奴は死ね!!」
(‘_L’)「おい、なにやってるんだ!」
ハハ ロдロ)ハ「オーマイゴッド!」
川 ゚ 々゚)(そう、あれは夢。警察も犯人はハロー先生だったっていってるし)
川 ゚ 々゚)(ただの夢なのに、なんで)
ササッ
ササッ
川 ゚ 々゚)(みんな話を聞いてくれないんだろう)
川 ゚ -゚)「でな、ティンダロスって奴がさぁ」
( ・∀・)「うんうん」←保健室で治療した
川*゚ 々゚)「あ、クーちゃん……」
( ・∀・)「どうも、こんにちは」
川:゚ 々゚)(えっ……避けない?)
川 ゚ -゚)「お、ねーちゃん。ちょうどいいや、紹介するよ」
川 ゚ ー゚)「今日転入してきたモララーだ。今は学校の案内をしている」
川 ゚ -゚)「そうだ。私の自慢の姉だ。なんてったって、あの伝説──」
川:゚ 々゚)「ストップ!!クーちゃん、それ以上だめ!!」
川 ゚ -゚)「え、なんで」
川 ゚ 々゚)「ダメなものはダメ!」
川 ゚ー゚)「しょうがない、ねーちゃんの頼みなら聞くよ」
川 ゚ 々゚)ホッ
( ・∀・)「なんですか?」
川 ゚ 々゚)「あ、ううん。なんでもないの。ごめんね。えっと、モララー君」
( ・∀・)「はい。雨宮モララーって言います」
川 ゚ 々゚)「私は素直クルゥ。クルゥって呼んでね」
( ・∀・)「はい、クルゥ先輩!」
川 ゚ 々゚)(普段は面と向かってはおろか、影でも殺人鬼とかしか呼ばれてないから……)
( ・∀・)「クルゥ先輩は、クーさんと一緒に住んでないんですか?一人暮らしだと聞きましたが」
川 ゚ -゚)「ねーちゃんは私のじいちゃんの家に住んでるんだ。いろいろあってな」
川 ゚ 々゚)(具体的には村八分にあったんだけどね)
( ・∀・)「そうですか……でも、すごいですね。こうしてちゃんと学校に来てる」
( ・∀・)「最近の人はなにか嫌なことがあったら、引きこもっちゃうのに……偉いと思います」
川 ゚ 々゚)「……」
(: ・∀・)「あ、ごめんなさい!先輩なのに、偉そうに言っちゃって……」
川*゚ 々゚)「ううん!あ、ありがと……!そんなこと言われたの、初めてだから」
( ・∀・)エヘヘ
川 ゚ -゚)ムッ
川#゚ -゚)「早く行くぞモララー。またな、ねーちゃん」
(・∀・ )≡( ・∀・)「あ、待って待って。っと、さようなら、先輩」
川 ^ 々^)「う、うん。またね」
川*゚ 々゚)(嬉しい……こうやって、接してくれる人が出来たなんて……)
川 ゚ 々゚)(今まで一年生にも怖がられてたから……すっごく嬉しい)
川 ゚ 々゚)(モララー君、か)
≡川#゚ -゚)ツカツカ
(: ・∀・)「ちょ、クーさん。速いよ」
川 ゚ -゚)「ふん。お前が遅いんだ。おそおそノロノロ丸め」
( ・∀・)「ま、待ってよー!」
川 ゚ -゚)フン
川 ゚ -゚)←姉の伝説を広め続ける張本人
放課後
(´・ω・`)「はい、みんなお疲れ様!」
(´・ω・`)「気をつけて帰るんだぞ、最近は変質者とかも多いからな!」
(´・ω・`)「こないだも金髪美少女が誘拐されたって噂を、先生小耳にしたんだ!」
(´・ω・`)「お前らが捕まったら、先生すぐに駆けつけるからな!」
(´^ω^`)「そして、犯人と一緒に楽しむんだ!!グヘッ、グヘッヘヘッヘ!!!」
(´・ω・`)「さ、日直、号令!」
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
ガタガタ
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
「「「さようなら!」」」
アー オワッタ オワッタ!
コノアト カラオケ イカネ?
( ・∀・)「クーさん、今日はありがとう」
川*゚ -゚)ドキッ「お、おう。気にするな。お前もすぐに帰るのか?」
( ・∀・)「うん。家族が待ってるからね」
川 ゚ -゚)「そうか……」
( ・∀・)「なんだい?」
川 //-/)「い、一緒に、帰らないか?」
( ・∀・)「えっ……」
(* ・∀・)「ホント?やった、じゃあもう少しクーさんと話ができるね」
川*゚ -゚)ドキドキ
川*゚ -゚)「よよよよし、帰ろう」
曲がり角
川 ゚ -゚)「でな、オードリーってのが来てさ」
( ・∀・)「ハハハ、面白いなぁ」
川 ゚ -゚)「ところで、お前の家ってどこなんだ?」
( ・∀・)σ「ん?こっちだけど」
川 ゚ ー゚)「奇遇だな、私もこっちなんだ」
テクテク 川 ゚ -゚)(……)
テクテク ( ・∀・)(……)
川 ゚ -゚)(一緒のマンションだった!!!)(・∀・ )
川 ゚ -゚)「……」
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「えっ、でも」
川 ゚ -゚)「まだわからないこととか、あるだろ。水くらいなら出せる」
( ・∀・)「……いいの?」
川*゚ -゚)「い、いいよ」
川* - )ドキドキ
(* ・∀・)ドキドキ
ガチャ
川 ゚ -゚)「ただいまー」
(: ・∀・)「お、お邪魔しまーす……って、なにこれ!?」
グチャァァァア
__:.∫._
\@@@∫/
∴∫__∫,.∫
∫∫∫∫∫∫∫
ポタ...ポタ....
川 ゚ -゚)「ああ。幽霊だよ」
川 ゚ -゚)「いやいや、幽霊なんだって、これが。名前はハムサンドエッグ」
( ・∀・)「それにしたってグチャグチャすぎないかい?」
川 ゚ -゚)「さっき話してたオードリーが作ったラーメンを、ティンダロスの奴がポストに押し込んだんだ」
( ・∀・)「むちゃくちゃするなぁ」
川 ゚ -゚)「全くだ。親の顔が見てみたい」
川 ゚ -゚)「無理なんだ。すり抜ける。幽霊だから」
( ・∀・)「ハハハ、そんな馬鹿な」
川 ゚ -゚)「触ってみ」
( ・∀・)「う、い、いいよ。なんかこわいし」
(: ・∀・)⊃「いいって!」
川 ゚ -゚)⊃──あ──⊂(・∀・ )
川 ゚ -゚)⊃⊂(・∀・ )
川 - )( ∀ )
その後のことは、覚えていないし、覚えておくつもりもない。
クーサン!
二度目に触れた手のひらは冷たくて、初めて抱き合った体は暖かくて。
モララー!
モララー!
玄関のカギを閉める前に、せっかくだから、ほぐし水を沸かして振舞う前に。
蒸し暑い部屋で、堅い床の上で。
――……スキニ ナッチャッタ
私達は、お互いのことを知り合った。
ガチャ
(:'A`)「クーさん、大変だ!!クソゴリラが痙攣してる!!」
川* ゚ -) ∀・*)
('A`)
('A`)「……」
('A`)「と……」
('A`)「トーチャン……」
川* ゚ -) ∀・*)「ドクオ……」
プロローグ ~恐怖と愛憎・怒涛の伏線回収~
おわり
次回 制作の神編(予定)
続いたらいいな
父ちゃんはいくつなんだよ?
( ヘヘ 「……」
( ・∀・)
( ヘヘ「……」
J( 'ー`)し
( ヘヘ「……」←呼ばれてきた
(((ξ゚◎゚)ξ)))ブルルルルルルル ←連れてきた
J( 'ー`)し「ドクオ、この子はチンコさんよ。名前を忘れるなんて失礼だわ」
( ・∀・)「ハハハ、何言ってるんだ母さん。この人は瀬戸内寂聴素直クーさんだよ。母さんこそ失礼じゃないか」
(((ξ゚◎゚)ξ)))ブルルルルルル
('A`)「クーさん、どういうことですか」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「出会ってその日に合体って、きょうびロボット物でもありませんよ」
川 ゚ -゚)「……すまん、一つだけ、いいか」
('A`)「──いいでしょう。弁解の余地を与えます」
川 ゚ -゚)「立ち位置、逆じゃね?」
(((ξ゚◎゚)ξ)))ブルルルル ブルッ
('A`)
( ヘヘ 「……」
( ・∀・)
( ヘヘ「……」
J( 'ー`)し
( ヘヘ「……」
川#゚ -゚)「さて、どういうことか説明してもらおうか」
( ・∀・)「……はい」
川 ゚ -゚)「オードリー、お前はティンダロスの母親だよな?」
J( 'ー`)し「ええ、そうよ」
川 ゚ -゚)「ティンダロス、お前は二人の息子だな?」
('A`)「いいえ、違います」
川#゚ -゚)「ややこしいぃ!!!!」
川 ゚ -゚)「……そうか、ところで」
川 ゚ -゚)「お前らはいったい何歳なんだ?」
( ・∀・)「35です」
J( 'ー`)し「54よ」
('A`)「ぼくどくお、4しゃい」
川 ゚ -゚)
('A`)「はい、19です」
( 'A`)「あ、クソゴリラは14だったかな」
J( 'ー`)し「何言ってるの、こないだ誕生日を迎えたじゃない」
('A`)「そっか、15だ」
('A`)「クーさん」
(A`)「人には事情がある。そう、どれだけ笑っていても、心の中では泣いている人も居る」
(´A)「悲しい過去を背負った人間って、さ」
('A`)「ほら、どうしてかな」
('∀`)「雨が──降ってるんだ」
( A )「きっと、晴れた空の色を口にすることは出来ない、運命(さだめ)を持った……ね」
川 ゚ -゚)「警察呼ぶぞ」
('A` )「トーチャン、正直に話すんだ」
J('ー` )し「あなた、今なら間に合う。話して」
(; ・∀・)「あ、ああ」
( ・∀・)「じゃあ直近のことにしよう、僕がどうして私立葛秤高校に転入したのか──」
───
半年前
Bar バーババー
あれは、ある人物を探しに、港町のバーへ情報収集に行ったときのことだ。
( ・-・ )「いらっしゃいませ」
( ・∀・)「ミルクをくれ」
HaHaHaHa!!!
( ・∀・)⊃Ц←ミルク「なんだと?」
ハハ ロ -ロ)ハ「アナタ、学生?」
( ・∀・)「いや、社会人だが……君は?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ワタシはハロー。センジーツ、シャバに戻ってきたモトティーチャー」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエス。ワタシ、無実の罪でツカマッテ、懲役くらった」
( ・∀・)「かわいそうに……冤罪だったのか」
ハハ ロ -ロ)ハ「検察官、ベリーストロング。ワタシ、犯人にサレタ」
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「計画?」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエス。ユーも入るか?」
( ・∀・)「悪いが、僕にはやらなきゃいけないことがある」
ハハ ロ -ロ)ハ「プロミス?約束でもあるのか?」
( ・∀・)⊃□「ある人物を探していてな、写真はこれだ」
ハハ ロ -ロ)ハ⊃「オー、ミッション!!どれどれ……」
ハハ ロ -ロ)ハ⊃□
ハハ;ロ -ロ)ハ「──ユー、いますぐにこの件から手をヒケ」
( ・∀・)「なに?」
( ・∀・)「高校中退だ」
ハハ ロ∀ロ)ハ「オーマイゴッド!ちゅうそーつ」
( ・∀・)「いや、高校中退だ」
ハハ ロ∀ロ)ハ「ちゅうそーーーーーつ!!」
( ・∀・)「高校中退」
ハハ*ロ∀ロ)ハ「ちゅうそぉおおおおおおおおおおおつ!!ハッハッハ!!」
(# ・∀・)ピキピキ
・QTEモードとは?
「QTE」とは「クイックタイムイベント(Quick TimeEvent)」の略でCGムービーなどの中に表示される指示に従ってコマンド入力をするシステムである。
例えばゲームの中でCGムービーが流れている最中「○△××」といったコマンドが指示される。
このコマンドを正しく入力することができるかどうかでムービーの流れが変わる場合や、ダメージを受けたり先制攻撃を行うことができる場合などがある。
QTEを英語で略さずに書くと「Quick Time Event」となる。
セ○が販売したゲーム「シ○ンムー」や「龍○ごとく」などがQTEが採用されている代表的なゲームとして挙げられる。
臨場感を出すという意味でゲーム会社が好んで使用する場合がある。
しかしユーザーによっては「イベントをただ見ているだけでなく参加している感覚が出て良い」という者もいれば「イベント中に入力するのは嫌だ」「つまらない」という者もおり、ユーザーによって評価が大きく異なるシステムである。
つまり、画面上に表示されるコマンドを素早く入力することによって、状況を打破できる画期的なシステムのこと。
( `∀´)「うぉおお!!俺は高校中退だ!中学は卒業してる!!」
テレッテテテ!!
A
ピンポーン
ビシャッ!!
ハハ;ロ -ロ)ハ「アウチッ!!」←ミルクまみれ
テレッテテテ!!
B
ピンポーン
バシッ!!
ハハ ロдロ)ハ「ノー!!ヘルプミー!!ソーリー、ワタシが悪かった!」
ハハ ロ -ロ)ハ「ユーは、ベリィーベリィーストロング。それならイケルカモシレナイ」
( ・∀・)「なに?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ユーの探してるヤツは……学校にイル」
( ・∀・)「な、なんだと。どこの学校だ」
ハハ ロ -ロ)ハ「私立クズバカーリ高校」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエス。そこにいけばノープログレム。解決するヨ」
( ・∀・)「そうか……やっとか。しかし、僕は35歳だ。普通に行ったら事案になってしまう」
ハハ ロ ーロ)ハ「チッチッチ。モーマンタイ」
( ・∀・)「どういうことだ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「転入すればイイ」
( ・∀・)「そうか、その手があったか。しかし……」
ハハ ロ -ロ)ハ「フワッツ?不都合でもアルノカ」
( ・∀・)「いや、さすがに現役と比べて学力に自信がないんだ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ノープログレム!あそこはピンキィリ!下はサル、中はMIT、上はグーグル!フールとジーニアスしかいない」
ハハ ロ∀ロ)ハ「ブッハハァ!!」
ハハ ロ -ロ)ハ「ユアー、フゥゥーール(バカ)!!」
( ・∀・)「……」
ハハ ロ∀ロ)ハ「フゥゥゥゥウウウウル(バァカ)!!」
( ・∀・)「……?」←フールの意味がわからない
ハハ;ロ -ロ)ハ「い、イエス。ソレジャ、ワタシは行く。シーユーアゲイン」
( ・∀・)「あ、待って」
≡ハハ ロ -ロ)ハ〃ツルッ
ハハ ロдロ)ハ「ノンッ!!しまった!!ミルクで床がスベル!!地面にキス!!」
≡( ・∀・)サッ⊃ハハ ロ -ロ)ハ
ハハ ロ -ロ)ハ「お、オウゥ、センキュ──」
キラキラ( ・∀・) キラキラ「大丈夫かい?」
ハハ*ロ -ロ)ハドキドキ
( ・∀・)「ごめん、出来たら手続きと勉強を教えて欲しいんだ」
ハハ - )ハ「……ユー、ハブ、ビッグマネー?」
( ・∀・)「え?いや、金は持ってないけど……」
ハハ*ローロ)ハ「オーケー、なら体で払ってもらう」
ハローサン ハローサン!!
モララー モララー!!
( ・-・ )
( ・-・ )(よそでやってくんねぇかな)
( ・∀・)「ということがあってね。一年生じゃ動きにくいだろうし、三年生じゃめんどくさそうだから二年に転入したんだ」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「トーチャン、最後のくだり、要った?」
(* ・∀・)「ああ、イッた」
(((ξ^"◎"^)ξ)))ファーースコーーーブルルルルルルファーッスススーールルルルルル
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
J( 'ー`)し「チンコさん、ごめんなさい。この人、昔から決めたことはやる主義なの。わかってあげて」
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「クーさん、僕からもお願いします!そして」
('A`)( ・∀・)J( 'ー`)し「「「これからもみんなで仲良く近所付き合いをしましょう!」」」
(((ξ^◎^)ξ)))ブルルルル ブルッ
ξ゚◎゚)ξピタッ
川*゚ -゚)「QTE、そういうのもあるのか!」
続いたらいいな
ツンどうした
次回ゲーム進む…のか?
>>263殺意の波動に目覚めたんだよきっと
ドクオ一家は一度全員逮捕されるべき
ノープログレム ×
ノープロブレム ○
投下早くてびっくりするし、作者の目として見ても凄いと思うわ
多いほうじゃないか?
これで多い方だからな
ギャグ書くのは辛いわ
笑わせてもらってるよww
トーチャン(カーチャンに比べて)若いからな…
気付いたらいつのまにか投下されててレスするのが遅くなる図
川 ゚ -゚)「さて、どこまで作ってたっけな」
J( 'ー`)し「チンコさん、台所借りるわね」
川 ゚ -゚)カタカタ「はい」
('A`)「クーさん、僕は食器を出しておくよ」
('A`)「それとクソゴリラの様子がおかしいから散歩に連れて行くね、首輪ある?」ξ゚◎゚)ξ
川 ゚ -゚)カタカタ「首輪……鎖ならアマゾンで買ったからクローゼットに入ってる」
( 'A`)「うん……」ゴソゴソ
_____
(\ ∞ ノ
\ヽ /
ヽ)⌒ノ
 ̄
('A`)「あったあった」
(')∞(`)カポッ
(')∞(` )⊃ξ゚◎゚)ξ「じゃあ、行ってきます」
J( 'ー`)し「気をつけてね」
川 ゚ -゚)カタカタ「気をつけてな」
川 ゚ー゚)「もう、パパったらまたナイター?まったく」
ガヤガヤ
川 ゚ -゚)「おっと、起動した。確か……四人目のキャラクターを作ったところだったな」
川 ゚ -゚)「とりあえずキャラはこれくらいにしておいて」
川 ゚ -゚)「システムを作るぞ!」
J( 'ー`)しトントントントン
J( 'ー`)し♪ジョウネツノ アカーイバーラー♪
<ピッチャー ナゲタ!ストラーイクッ!
( ・∀・)アー イマノハ フラナイト
川 ゚ -゚)「ストーリーだけなら小説を読めばいい」
川 ゚ -゚)「BGMはテキトーなCDを聴けばいい」
川 ゚ -゚)「キャラクター含め、映画やアニメでも観ればこと足りる」
川 ゚ -゚)「だが、ゲームというのは総合芸術」
川 ゚ -゚)「そこにプレイヤーが存在し、システムを駆使して掘り下げていくことで」
川 ゚ ー゚)「快楽を見出せる魔性の娯楽」
川 ゚ー゚)「フッ、我々人類は罪だな……人を破壊できるモノを作るなんて」
J( 'ー`)しトントントントン
J( 'ー`)し♪ソーシーテー ジェーラシー♪
<ウッタ! ハイルカ ハイルカ!?
<ファールボール!
( ・∀・)オイ ハイッタダロ イマ!!
カタカタ
川 ゚ -゚)「ええっと……お、さすが魔法の制作ツール。コモンイベントで最初から設定されている」
川 ゚ -゚)カタカタ「あとは、これをこうして……」
川 ゚ -゚)「よし、ティンダロスの奥義『ワ・タシガ・ワルーゴ・ザイマシタ』にコマンドを設定できた」
J( 'ー`)し「みんなー、ご飯が出来たわよ。チンコ、パソコンは一旦やめてこっちに来なさい」
ヽ(゚- ゚*川ノ≡「わーい」
J( 'ー`)し「はい、トイレットペーパーの芯をしょうゆで炒めたゴミです」
川 ゚ -゚)「あ、それ私が作ろうと思ってたのにー」
J( '∀`)し「あらあら、ごめんねチンコ。カーチャンが作っちゃいました☆てへぺろ」
川 ゚ -゚)プンスカ「もう!」
J(*'ー`)し「もう、あなたったら」
川 ゚ -゚)「ナイターばっかり観てるパパが言っても嬉しくないし」
シュン( ‐∀‐)「そんなぁ」
アハハハハ
(')∞(`)「ただいまー」
川 ゚ -゚)「おかえりー」
(')∞(`)「みんな、大変なんだ」
ξ・◎・)ξピッギャル ピッギャル
川 ゚ -゚)「?」
(')∞(`)「クソゴリラが……クソゴリラが!!」
≡( ')∞(`)「あ、はーい」
(')∞(` )≡「お待たせ!今日のご飯は……トイレットペーパーの芯か」
J( 'ー`)し「ゴミよ」
(')∞(`)「またかよ、ちぇ」
川 ゚ -゚)「嫌なら食べなくていいんだぞ」
シュン(')∞(`)「そ、そんなぁ」
アハハハハ
( ・∀・)「さ、みんな揃ったし、食べようか!」
J( 'ー`)し川 ゚ー゚)「「「「いただきまーす」」」」(')∞(` )(・∀・ )
川ノ゚д゚)ノ「食えるかーーーー!」┫∴ ┻┻∴ ドンガラガッシャーン!
(')∞(`)「……」
( ・∀・)「……」
川 ゚д゚)「お前ら人んちでなにしとんじゃああああ!!」
( ・∀・)「母さん、痛いから止めてくれ」
川#゚д゚)「あああああああああ!!」
( ')∞(`)「クーさん、落ち着いて!これは事情があるんだ!!」
川#゚д゚)「あぁ!?事情もクソもあるか!!」
( ')∞(`)「クーさんの両親は死んだんだろ!?」
川 ゚ -゚)「っ!!」
(-)∞(-)「僕達は……僕達は、少しでも、落ち込んでるクーさんの気を紛らわせるためにこうしてるんだ」
川 ゚ -゚)「……」
(')∞(`)「なのに、ひどいよ……」
J( 'ー`)し「ドクオ……」
( ・∀・)「ドクオ……」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「いや、私、別に落ち込んでないから」
J( ゚ー゚)し「チンコ!あんたなんてこと!」
川 ゚ -゚)「私、別にオチンコ出ないから」
(# ・∀・)「クー!謝りなさい!!」
川 ゚ -゚)「あんたは私に謝れ」
(')∞(`)「……クーさん」
≡(;')∞(`)「や、やめろー!」
≡( ')∞(`) ピッギャルξ・◎・)ξピッギャル
≡(;')∞(`) ◎。)ξギュェッ〃←つまずいた
≡(;>)∞(<)ドンッ□″←PCなぶつかった
川 ゚ -゚)「あ……」
川 ゚ -゚)「わ、私のPC……」
川;゚ -゚)⊃[画面真っ暗]
川;゚ -゚)「わ、私の……私のPC……」
(')∞(`)
川 つ-;)「私の……ヒック……わ、わたしの……グス」
J( 'ー`)し(あー、これはマジでやばい)
( ・∀・)(どうする、逃げるか)
(')∞(`)「く、クーさん」
|
|
|
|
:
<泣かないで>
:
|
|
|
川 ゚ -゚)「PCが……しゃべった」
<泣かないで、クー。私はここにいる>
(゚- ゚ 川≡川 ゚ -゚)「どこ!?どこにいるのPC!?」
川;゚ -゚)⊃ポチポチポチポチポチ
<ありがとう……これで>
<や っ と 復 活 が で き る 。 感 謝 す る そ 、 娘 >
続くといいな
・気付かなかった誤字は脳内変換推奨
・だいたい出勤、通学の時間帯に一区切りは投下予定
・日曜日は定休日です
※業務連絡 終わり
訓練されたちゃぶ台返しからのノリつっこみwww
チンコが切れたは痛い
もうわけがわからねえ……
狂気を感じる
どう纏まるのか、それともこのまま突っ切るのか
>
>( ・∀・)「母さん、痛いから止めてくれ」
ワロタ
続き楽しみ
今回も面白かったよ、乙
トゥトゥトゥトゥトゥールルルルルー
トゥトゥトゥトゥトゥールルルルルー
トゥールルトゥールルトゥルルルルルルルトゥルルルルルルルルルルルルルルルル
川 ゚ -゚)「な、なんだ……この黒い瘴気は……!?」
ピガッ!!
ドーーーーン!!
シューーーーー……
/⌒ヽ
(^ω^ )
/⌒ ~)私だ
( <ノ | |
\_ァ |
ノヽ_λ_)
/ ノ| ノ
( -イ |ー/
\/~)| )
(_ノ (_)
川 ゚ -゚)「お隣さん?」
/⌒ヽ
(^ω^ )えっ
川 ゚ -゚)「お隣さんじゃないか、こないだはコーヒードリップありがとう」
/⌒ヽ
(^ω^ )いやいやいや
お隣さんじゃないからね
/⌒ヽ
(^ω^ )……
お隣さんがPCから煙をあげて出てくるのかい?
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「そんなおかしいことはない」
/⌒ヽ
(^ω^ )うん、いい娘だ
/⌒ヽ
(^ω^ )ふっふっふ、
私は創作の神
川 ゚ -゚)「そ、創作の神……」
/⌒ヽ
(^ω^ )そうだ……長い間、ゲーム制作ツール『VIP』に封印され、ネットの海を漂っていた
/⌒ヽ
(^ω^ )だが……お前が『VIP』をダウンロードし、封印を解除してくれたおかげで
/⌒ヽ
(^ω^ )
この世に戻ることができた
/⌒ヽ
川 ゚ -゚)Г<プシュー(>ω∩)感謝するウワァアアアアアアシミルゥ
川 ゚ -゚)「あれ、ファブリーズが効かない」
/⌒ヽ
(゚ω゚ )なにをする!
川 ゚ -゚)「幽霊かなと思って、つい」
/⌒ヽ
(゚ω゚ )私は神だぞ!?ファブリーズが効いてたまるか!
J( 'ー`)し「バラバラになるのよね」
/⌒ヽ
(-ω- )
っと、そんなことはどうでもいい。ハァァァ!!
(-ω- )パァァ
川 ゚ -゚)「しゅ、縮小した……だと?」
(-ω-神)「フン、天井が低すぎるからな。この程度、私にとっては造作もない」
川#゚ -゚)「それより、私のPCを直せ!!おとなりさん!!」
(-ω-神)「だからおとなりさんじゃないって……まぁいい」
(^ω^神)「娘よ、PCは直ってる。私は貴様に忠告をしにきたのだ」
川 ゚ -゚)「マジか。ありがとう。ちゅ、忠告だって……!?」
川 ゚ -゚)「なんだ……このまがまがしいオーラは……」
川;゚ -゚)「まさか、封印を解除したことで用済み=命をとられるということか!?」
(^ω^神)「いや、違う。そんな危ないことはしない」
川 ゚ -゚)「じゃあなんだ!!」
(^ω^神)「ゲーム作れよ」
(^ω^神)「貴様はゲームを作るために『VIP』をダウンロードした」
(^ω^神)「にもかかわらず、一切進んでいない」
川 ゚ -゚)「……くっ!」
(^ω^神)「くっ、じゃないだろう、くっ、じゃ」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「いや、別にいてもいいよ」
(^ω^神)「えっ」
川 ゚ -゚)「なんか置物みたいでかわいいし」
(^ω^*神)「えっ、えっ」
川 ゚ -゚)σ「少なくともこいつらより、害はないだろう」
(;')∞(`)「クーさん!クソゴリラの痙攣が増してる!!」(((((((((((((((((((((ξ^◎^)ξ)))))))))))))
J( 'ー`)し「パターン青、使徒です」
( ・∀・)「ねえクーさん、ビールないの?」
(^ω^;神)「ああ……まぁ、そいつらよりはマシか……」
川 ゚ -゚)「ああもううるっさいな!おい、なんとかしてやれ」
(゚ω゚神)「えっ!?私がか!?」
(^ω^神)≡「仕方ない……」スィー
川 ゚ -゚)(面倒見いいな、おい)
(')∞(`)「はい、先生」
(゚ω゚神)「こ、これは……」
ξ^゙◎^゙)ξピピドゥン!ピピドゥン!
(^ω^神)「これは……進化前の状態だ」
(^ω^神)「そうだ。ポケモンが進化するときと一緒だ」
(')∞(`)「クソゴリラ……先生、進化を止めるにはどうしたらいいんですか!?」
(^ω^神)「簡単だ。Bボタンを押せばいい」
(')∞(`)「Bボタンを押す……!」
(^ω^神)「そうだ。進化キャンセルだ。もし、次の痙攣が起こったらBボタンを押せ。わかったな?」
(')∞(`)「はい、先生!」
川 ゚ -゚)オカエリ
(^ω^神)タダイマ
(^ω^神)「って違う違う。いいのか、私は恐ろしい能力を持っているのだぞ?」
川 ゚ -゚)「なんだよ、どっちかっていうとその筋肉の方が恐ろしいけど」
(^ω^神)「ふっふっふっ……馬鹿にしているのも今のうちだ」
(゚ω゚神)「創作の神の力、とくと思い知れ!!」
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